弁護士が教える!G検定攻略情報!
今日は普段と違って、G検定のお話!
そもそもG検定って?という方も多いと思いますのでまずはその説明です
G検定とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、AI・ディープラーニングの活⽤リテラシー習得のための検定試験です。
ディープラーニングをはじめとする、 AIに関する様々な技術的な⼿法やビジネス活⽤のための基礎知識を有しているかどうかを確認できます。(https://www.jdla.org/certificate/general/start/)
そもそも、自分がAIの勉強を始めよう!と思ったのはchatGPTの衝撃を受けたからです。こんなすごい処理が短時間に!どうなっているんだ?という衝撃を受けました。その前からAIといえば、契約書チェック系のものとかある程度、見聞きするくらいでしたが、、これは本格的に勉強しなければまずいと今年の冒頭に思って今した。
そんな中、4月にえらてん(@eraitencho)と話していた時に、彼がAIのビジネスをしようとしたら、よくわからないから物件を借りられなかった!みたいな話を聞きき、「やっぱりまだ一般人は触れていないのだな」と感じました。
そこで、「ならいっそ自分でその仕組みわかって作れるようになりたいかも!」って思って、勉強のきっかけとして資格を探していたら見つけました!
4月1日くらいから書籍を買い勉強を始めて5月13日の試験を受け、合格しました。受験したときは「落ちた…」と思ったので、しっかり勉強しようと勉強方法や見ていた動画などをまとめていました。結果として合格したので、まとめた資料があったので今回公開してみようと思った次第です。
私のフォロワーは多くは司法試験の関係者ですしからそっちを優先して勉強してほしいですので、G検定を受ける必要はありません。
今回は、司法試験で培ったノウハウは当然ほかにも生きるよ!という参考にと思い書いてみました。
以下、その記事になります!勉強法の動画等の紹介がメインですので、実際の中身の知識はそちらを参照してください!
G検定勉強方法・動画まとめ
第1章 勉強方法
さすがに予備校の講義とかとるのはちょっと抵抗感もあったし、必要なさそうと思った(法律系の問題が解けるのでそこで点数を確保できそうなので合格のためにはAIの部分だけ独習すればなんとかなるか?との判断)。そこで色々調べて書籍を購入しました。以下は使用した、今後使用するので購入した書籍とそれを活用した勉強方法です。
1 書籍紹介
①「深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第2版」
公式テキスト(通称白本?)
一応ざっと内容を把握するために読む本。当然、ここに記載のある用語はわかっていないと試験に発揚しない。しかし、章末の問題はすごく簡単なのでこれだけでは本番は厳しい。ほかの部分の知識は下記の動画参照。
②「徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集第2版(徹底攻略シリーズ)」
問題集(通称黒本)
本番と同程度かやや簡単目問題集。自分はこれで十分と今にしては思うが、試験前最後に怖いので③も購入して少しやった。この本で、わからない単語をあぶりだして復習して単語帳にしたりまとめるとよい。
③「最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 問題集 第2版」
問題集(赤本?紅白本?)
黒本よりも問題の難易度は難しいと感じた。本番はこっちの難易度の方が近いと思う。買うと模試もついてくるのでよい。
④「AI白書2023」
資料集。会社法の江頭とか民訴の伊藤眞みたいなイメージ(大きさは白書)。試験後にもっとも勉強するために買った。
※そのほかのテキストもあるが、個人的にみた書籍はこのあたりだったので。
2 公式テキストを一周する
試験の概要を把握するために読む。ここに書いてある単語は最低限理解しておかないと厳しい。
もっとも、リスクマネジメント関係や法令等は明らかに公式テキストだけでは不足するので、動画等で補充するとよい。
章末問題も簡単すぎるのでこれだけでは合格には不足する印象。ここは上記の問題集や、下記の模試や動画を見て演習量を増やすべし。
3 問題集を解く
過去問が公開されていないので、問題集を解いて問題の形式で把握する。司法試験と同じ。2時間で190問以上の択一の解答は結構時間がタイトな印象を受ける。
しかし、問題を通じて、実際に用語の意義と具体例を覚えているか確認しないと試験では通用しない。ここは法律と同じだった。
意義がわかっているか?問題を使って確認しつつ、インプットすべき知識を確認して知識量を増やす。問題を解きつつ知識を増やす感覚も司法試験と同じ。
4 模試を解く
無料模試があるのでそれをやってなれる(自分は結局できなかったが、やった方がいいはず)。問題をある程度こなして時間や問題になれることは大事。特に過去問がない試験なので、予想問題や自作問題が重要な資料となる。
第2章 おすすめ動画一覧
調べるとAIに関しては結構な動画があったのでそれを参考にした。以下、参考にした動画のうち、よかったものをまとめました。
1 G検定関係
⑴ G検定攻略ガイド
おススメ動画
1年以上更新がないが、基礎的な部分の説明がしっかりしており重宝した。
⑵ G検定合格のためのAI基礎講座
脱線話が多いが、全体としてコンパクトにまとまっている。ざっと入門講座として聞くとよいと思った。
⑶ 【G検定】勉強方法や受験体験まとめ【AI資格】
勉強方法の動画は多数あるが、これはよくまとまっている。
※勉強方法や書籍に関しては多くの動画があるので2~3個くらい見るとよい
⑷ スタビジ【誰でもAIデータサイエンス】byウマたん
G検定として直接説明しているものではないが、G検定の範囲の用語がコンパクトにアニメーションありで説明されている。
また、データサイエンティストの視点での説明もあり、知識をどう生かすのか?がよくわかる。
※このチャンネルは全体的にAIやデータサイエンスに関する理解を促進する動画が多い上に、短時間なので知らない単語はこのチャンネルの動画を見て理解を促す。
⑸ シミュレーションの世界に引きこもる部屋
問題を一緒に解きながら概念を説明する動画が多く参考になる、消去法の使い方とか思考過程もわかって参考になる。法律関係がまとまっている動画があってそれがざっと復習になってよかった。
解く問題も例題から自作問題といろいろあってわかりやすかった。
⑹ ITエンジニア ノイ
かなりの頻度で更新されており、内容の網羅性も高い。単語などの意味が解らないときはとりあえずこれを見て視覚的なイメージを作る。
※再生リストにG検定の講義と問題演習があり、手軽に使える。
⑺ 中学生の知識で理解できる「微分積分」のわかりやすい授業
微分積分等の理解のために人から紹介されました。このあたり苦手なので助かった。
⑻ 高校数学からはじめる深層学習入門(畳み込みニューラルネットワークの理解)
予備校乗りで大学数学を~のチャンネルの人が教える数学からみたAIの話。長めだけど長期的に使えそうなのでみるとよいかと思う。
※ヨビノリチャンネルは数学がメインでほかにも結構役に立つ動画多いなと思いつつ、みれず…
⑼ Deep Learning入門
なんか探していたら見つけた。大学の授業ぽい感じのやつなので見たいなと思いつつ。
2 そのほかAI関係
⑴ ウェブ職TV
AI関係の情報を発信しているyoutube
尺が長いのですべての動画を見れるわけではないが、面白いテーマだけ見ると勉強になる
※特におススメ
⑵ リモートワーク研究所
ChatGPTの使い方以外にも、リモートのためのツール解説がわかりやすい!
※特におススメ
⑶ わんちょんのゆっくりIT
ChatGPTの使い方(プロンプトエンジニア)やエクセルの使い方がわかるのでお勧め!(G検定の勉強の過程で結構こういう情報をみつけられたのでこれも大きな成果でした。)
※特におススメの動画
3 youtubeでの学習のメリット
・隙間時間に聞ける見れる(短時間の動画が多い)。移動時間にずっと、上記のアカウントの物を見てました!
・ビジュアルで把握できる。言葉だけだと、どうしてもイメージがつかないので…
・話している言葉が、文字お越しされているので、わからない部分を確認できる 。
第3章 無料模試
1 ディープロ
受けようと思いつつ、自分は受けなかったけど、これが無料はすごいです。
2 Study-AI
同上…
3 G検定 Web模試
⑴ G検定WEB模試
⑵ kindle書籍の模試
以下の書籍をkindleで購入すると無料で受けられる模試
4 そのほか
・Youtubeの動画で自作問題を公開しているものもある
⇒ITエンジニアノイさんとか。これは自分は活用しました!
・紅白本を買うと模試がついてくる
⇒本の最後の方にQRコードがあるので。
第4章 資料(URL)
一度自分で流して見て、どんな資料なのか?くらいは把握しておくとよいと思ったものです。このあたりの資料は法律家やってるので結構読みやすいと思える(普段から見ている)ものと親和的で読みたいと思いつつ、試験ではそこまでやりこまないかも?という感じです。
1 JDLAの資料
⑴ シラバス
ここに書いてある内容の理解が最優先!試験はやっぱりシラバスの範囲を理解することが最重要!書籍の情報でもいいのですが、シラバスを見ながらこの単語の意味は?説明できるか自問自答しました。受験後に、すべての用語の解説をchatGPT使って作成していました(作成途上で合格したのでそちらはストップ…今後時間をみて作ります)。
⑵ 生成AIの利用ガイドライン
chatGPTの利用等に関するもの。こういうものは仕事でも使いそうと思って読んでみました。そのあと生成AIのテスト?みたいなものがあって受けたとき(合格済み)に出るかと思ったけど、あんまり出題されず…
※そのほか資料はこちらから
ここにあるものは参考に!
2 公的資料①経済産業省関係
⑴ AI原則実践のためのガバナンス・ガイドライン ver. 1.1
こういう資料から出るような気配がしたので読んでみようかと思ったものの、、ざっと流してみて終わった…
⑵ AI・データの利用に関する契約ガイドライン
このあたりの話は試験にもよく出るとのことで試験前から少しでも読もうかな?とおもいつつ、読まずじまい…
⑶ カメラ画像利活用ガイドブックver3.0
もう自分が受けたときの試験ではこれの話がすごいでた!のでせっかくなら読み込もうと思って全部スマフォにPDFを入れて移動中とかに読んでました(合格してからは読まず…)こういうガイドラインとかに抵抗がないのは法律家やっていてよかったと思った。
3 公的資料②個人情報保護委員会
⑴ 個人情報保護法関係の説明
個人情報保護法といえば公式でしょ!ということで何度も何度も読んだこいつをもう一度読むか…とかおもい返しつつ、
⑵ 匿名加工情報について
匿名加工はAIでは必須の理解のようだったのでしっかり読み込むかと思っていましたが、あまり見ないで試験を終えました…
4 公的資料③公正取引委員会
デジタル・プラットフォーム事業者と個人情報等を提供する消費者との取引における優越的地位の濫用に関する独占禁止法上の考え方
この辺りは法律も絡むので一応、読んでおこう!とおもいつつ、試験対策としては過剰かな…
5 公的資料関係④総務省
情報通信白書より
白書の情報は最新情報を見るために見ようかな?とおもいつつ結局見なかったです。。
6 AI関係のプラットフォーム
kaggle
この単語の意味自体をG検定で聞いてくることもあるとか、ここでAI開発者とデータサイエンティストのマッチング的なこともしているとか。英語が読めないので利用できなかったですが、まぁ、実物を見ようと思って確認した次第です…
7 数理検定のシラバス
G検定の数学の範囲とされる部分のシラバス。数学の方はからっきしダメでしたが、試験範囲を確認して、次はしっかり対策しよう!と思っていました。あとヨビノリさんとかみて勉強しようと…とはいえその前に受かってしまいました。
第5章 そほかの参考資料
1 アガルートのG検定の説明資料
やっぱり見知った会社の資料は安心できますね!ということで、ちょっと概要をつかむときに見ていました。
2 データ分析のための統計
http://www.kunitomo-lab.sakura.ne.jp/2021-3-3Open(S).pdf
無料で読める統計の本。本格的にAIの勉強する際には数理的な知識も必要そうなので、読もうと思ったものの、実際には読めず…
3 情報収集のために有益なアカウント
⇒この方のTwitterで何かしら情報を収集する
※AIは進捗が早いのですぐに情報鮮度が落ちる(追いついていこうとすると無理がでる)。
以上です!