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憧れのヨガインストラクターの暮らし


はじめに

私が初めてヨガをしたのは、
母が高校生時代に使っていた、ヨガの本をこっそり見て
真似ていた中学生もしくは高校生の頃。

しばらく離れた時期もありながら、
地元で就職した頃に、再開して、
今日までヨガを趣味として、そして今では仕事としても
ヨガをしています。

ヨガのインストラクターを目指して地元を出てから
早8年が経ち、9年目がスタートしました。

9年間のうち、1年目から6•7年目くらいのエピソードを綴ろうと思います。

初めての一人暮らし


27歳になって2か月弱。
世間一般的に新生活が始まる4月。
新生活応援フェアの波に乗り、叔母の車に荷物を詰め込み
新居にやってきました。

1階が歯医者さんのとても小さな部屋で、私は人生初めての一人暮らしをスタートさせました。


はじめての1人暮らしをしたお部屋

ちょうど1年前に地元から大阪まで週に1度通い、
修了したヨガスクールとはまた別の新しいヨガスクールの講座が
週末に始まる予定があり、私の胸は弾んでいましたが、
すぐにホームシックにかかり、
家に帰るたびに
『誰もお帰りって言ってくれない~』などと言って号泣する毎日でした。


極貧生活

3月までは正社員として働いていましたが、
スクール代や新居の初期費用などに消えて、
ほとんどお金がなく、1本のフランスパンを1週間で食べたり、
具なしの味噌汁を食べたりしていました。

地元の家族は、わたしが仕事を辞めると伝えても
驚きはしましたが反対する人はおらず、
激励してくれました。

だからこそ、お金がない、足りないなんて口が裂けても
言いたくなかったので、必死でした。

寂しさと常に空腹、友達もいない、そしてやることもほとんどない・・・
スクールは日曜日にしかなかったので、6日間ほとんど誰とも話さない・・・
その状況に耐えかねて、7月から、
そのあと6年ほどお世話になるヨガスタジオでアルバイトを始めることになりました。
とても良心的で、生活ができるようにと、長時間そして週に5日も働かせてもらうことができました。

翌8月にはヨガスクールが修了し、いよいよヨガインストラクターとしてデビューするぞ!
そんな時期を迎えました。

その頃地元で撮った写真
朝焼けをバックに母と撮影しました


ヨガインストラクターを目指して


たくさんのヨガスタジオのホームページや求人募集掲示板(当時はSNSは今ほど普及していなかったのです)を見て、片っ端からコンタクトを取りました。

ただ、ほとんどの応募条件に
【指導歴2年以上】の文字がどーーーんと出ていました。

現在の規定とは異なるかもしれませんが、

私が推測するに、
当時は大手の某ホットヨガスタジオが
『未経験からインストラクターになれる♪』と謳い、宣伝をしていたためか
差別化を図るためにほとんどのヨガスタジオで指導歴2年以上が必須となっていました。

オーディションすら受けさせてもらえない、厳しい状況でした。

そうこうしているうちに、
悪条件(交通費なし、レッスンフィー1000円以下)であれば、
雇ってくれるところがあり、そこへどうにか潜り込んだものの
お給料日から1カ月、2か月遅れて支給される、もはやこれいつのですか?
と聞きたくなるような状況で、一向に経済状況は改善されず・・・

また自宅から遠方で、行けば行くほど交通費でお金が減る状況・・・

それでも必死で続けているうちに、横のつながりができ、
とあるヨガスタジオに代行で行けることになりました。

代行が評価され、レギュラークラスを4本もつことができるようになり、
またその頃には、未経験でもレッスンを担当させてくれるスタジオを探し当てて、レッスンを担当することができるようになり、
一気にわたしは多忙になりました。

朝、8時半頃家を出発し、とんでもなく込み合う梅田行の阪急電車に乗り、地下鉄に乗り換えて、アルバイト先のヨガスタジオに着く頃にはもうくたくた。

夕方、ヨガスタジオを出たら、その足でヨガレッスンへ向かい、終電で帰る。

ほとんどその繰り返しでした。

ヨガインストラクターの仕事は
レッスンの時間以外にも

清掃や受付業務、
お客様お出迎えとお見送りなどの業務がかかることもあり、
またレッスンとレッスンの合間の時間はどこかで時間をつぶさないといけなかったり…


思った以上に時間がかかることを目の当たりにして

想像していた生活とは違ったものの、
目の前のお客様が喜んでくれることにやりがいを感じ、どんどんのめりこんでいきました。


そして、初めて関西で迎える冬に
咳き込むことが増え、
ついに咳で眠れなくなり、耳が痛くなり

病院へ行くと『喘息』の診断を受けました。


よく考えると、これが私の不調の始まりでもあり、
体がストレスフルになっているサインだったと思うのですが

全くそのサインに気付くことなく、
病院行って症状を抑えながら、

忙しく働いていました。

一人暮らし1年目は
兵庫県に住んでいたこともあり、

行き来が大変になってきた私は大阪市内に越してくることを決意しました。

新しい部屋での暮らし

家賃相場の高い地域を選んだこともあり

最初に住んだ部屋よりも、
さらに小さな部屋でしたが、

大きな窓があり、
その窓から四天王寺さんが
見渡せる景色にうっとりして

住み始めたお部屋。

2015年が3月から2020年まで5月まで住みましたが、

ゆっくり四天王寺産を眺めることができたのは

2020年の4月から引っ越しまでの5月の

緊急事態宣言の期間でした。

美しい夕焼けと四天王寺さん


家にいるのは寝ているとき、
朝起きてほんの少しの時間だけ。

家にいなさ過ぎて電気代が700円台だったこともあります。

実際の電気料金表
実際の電気料金表



それくらい本当によく働きました。


ちょこちょこ体調の異変は感じていましたが

慣れてくるとなんとも思わなくなりました。

主に感じていたのは

  • 突然目の前が真っ暗になる

  • 記憶の時系列が分からなくなる

  • 小さなこと、例えばコーヒーとお菓子を乗せたお盆をひっくり返しただけ等で泣く

そんな状況を放置し続けて

ついに、とある事件が起きます。


最強生理痛

とある夏の日に
突然朝方、激しい腹痛で目が覚めました。


こんな激痛は生まれて初めてでした。

冷汗が止まらない、痛すぎてベッドで寝ていたはずが
のたうち回って、いつの間にか床でうずくまっていました。

太ももに縦に打ち身が並ぶくらいぶつけても、
その痛さに気づかないくらいの生理痛。

だいぶ薄くなった実際の打身


救急車を呼ぼうと人生で初めて考えました。

でもどこからか、
湯船につかってみたら?なんてアイディアが沸いて

一か八かで、
お湯を張り、浸かってみると

ふわぁっと痛みが引き、

安堵した涙と虚しさの涙が出ました。

というのも、
もう何年も湯船に浸かっていなかったからです。

お風呂が大好きなのに

それさえもできない暮らし方に虚しさを感じ

このままではいけないと初めて感じた瞬間でもありました。

働き方、生き方を変えよう。

そう思ったのです。


変わりたいと思っても変えられなかった暮らし


翌年、管理栄養士だったことを買われて

とあるヨガスタジオの
ダイエット企画の食事指導を担当させていただくことになりました。

ヨガの仕事は減らさずに担当することにしたため

睡眠時間2時間から3時間。

そんな生活が半年ほど続きました。

変わりたかったのに変われない。

依頼をくれたことへの喜びと
収入が増えることへの喜び
が手放すことを考えることもできず、

思考は思っているよりも
簡単には変わってはくれないものだと痛感しました。

前髪が少し剥げたり、シミが増えたり

イライラしてしまう、
事務仕事での集中力が減った
りと

散々な日々。

一生懸命取り組んでいましたが

今振り返るといいレッスンはできていなかったように思います。


忙しすぎた暮らしから学んだこと

このままではいけない。

今度こそ、変わるんだと強く意識をもち、

少しずつ、スケジュールの調整を行うようになりました。

せっかく手にしたレッスンをする場を
怖々と少しずつ手放していきました。

来てくださるお客様の顔を浮かべると決断できなかったところもあり、時間とエネルギーをかなり使いましたが

本当に少しずつ
そしてできるだけ丁寧に精査して、
手放していきました。

不調続きだった自分から元気な自分に戻るんだ!


その思いから自分のケアにも時間とお金をかけるようになり

そこでタイ古式マッサージと出会い

いつか自分のサロンでヨガや
タイ古式マッサージをしたい

そんな目標が見え始めました。

自分を大切にすることで目標が見えてきたこと
体調が整うことでレッスンの質が上がることや
自分自身がレッスンをより楽しめるようになったこたこと

少しずつですが感じられるようになってきました。

さらにステップアップしたい!との思いから
2019年にはじめて、
sahoさんのコーチングを受けました。

当時はコーチングの受講費を払うのも清水の舞台から飛び降りる覚悟でした。

そこから少しずつ小さな変化を重ね

時には突然の風に押されるように

今の暮らし、そしてマインドに変わっていきました。

忙しい時期は
ワークショップ・資格ジプシーでした。

何かにとらわれたように、勉強しました。

とてもいい経験でしたが、
今思うと少し矢印の方向が違っていたのかも?と
感じることがあります。


ジプシー期に気づいたこと、
ジプシー期を抜け出した経緯などはまたの機会に書きますね♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございました♡


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次回はアンケート結果より
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tomarigi eriko




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