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BTに聴く曲5選
(B) バスタブに浸かって (T) 疲れを取りたいときに聴く曲。あるいは、(B) バスタイム中の (T) トランキライザーになる曲。
スマホ・Bluetooth のおかげで、最近では浴室でも簡単に音楽が聞けるようになりました。一日の疲れを取ってゆっくりバスタイムを楽しむための、ヒーリング・ミュージックを選んでみました。まずは脱力、次に放心、最後は「明日への準備」に少しずつシフト。こんな感じで 5曲、お試しください。
☆Emancipation☆
Title Emancipation
Artist Helios
Album 「Eingya」2006
Comment Keith Kenniff の別名義が Helios。他にも Goldmund、SONO、を使い分けて活動していますが、広義のエレクトロニカでさほど違いがあるとも思えません。この曲はぼく的にフィーリングがピタリ。聴きながら浴槽で目を閉じると、疲れがとれます。
☆I'm Not In Love☆
Title I'm Not In Love
Artist 10cc
Album 「The Original Soundtrack」1975
Comment いつだったか「1/f ゆらぎ」というタームを知ったのは、ユーミンがこの曲に言及してから。バックコーラスも、どこか胎内音を思わせますね。シンプルこのうえないメロディですが、かえって安らぎの本質があります。時代を超える名曲。
☆Sventosios Upes☆
Title Sventosios Upes
Artist Purnamasi Yogamaya
Album 「Oh My Beloved」2020
Comment リトアニアのシンガーソングライター兼マルチ奏者のデビュー作。ゆったりとしたアンビエントっぽい作風は、どこか私小説的情景とリンクするようです。斬新な音響との対比も素晴らしい。コロナ禍でのステイホーム中、ずっとこのアルバムを聴いていたような印象も。
☆Jupiter☆
Title Jupiter
Artist Five-Storey Ensemble
Album 「Night en Face」2017
Comment ベラルーシのチャンバーロック Rational Diet から分裂した暗黒系チャンバーの大所帯が Five-Storey Ensemble 。本作は Univers Zero のサウンドをさらに格調高く陰鬱にした傑作です。中心の Olga Podgaiskaja をずっと追いかけています。彼女の情報がなかなか入ってきません。
☆The Message Continues☆
Title The Message Continues
Artist Nubya Garcia
Album 「SOURCE」2020
Comment 新世代 UK ジャズ・シーン & アフロ・フューチャリズムを牽引するサックス奏者/コンポーザーの Nubya Garcia。本作が待望のデビュー盤で、シーンの話題を独占しましたよね。お風呂で疲れをとりながら、少しずつ明日へのアイドリングを。このサックスのしなやかな生命感。
最近は、バスタブ不要の「シャワー派」も増えているそうですが、ぼくはやはり「お湯に浸かりたい派」ですね。一時は、地元のスーパー銭湯を完全制覇するのが趣味だったこともあります。普段は 5曲を推奨するだけで、別に曲順にまで拘ったりはしませんが、今回に限っては (もし聴いていただけるなら)、エントリー順に視聴していただくのがよろしいかと。脱力 → 放心 → リラックス → 気分転換 → 明日への準備。およそこんな流れになっています。ひとつ間違えるだけで「完璧」が「最悪」になる、ってことも珍しくはないので。
それでは、また。
See you soon on note (on Spotify).