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同じ品名でも注意が必要❗医療用ヒアレイン点眼液はドライアイに⭕、しかし、市販ヒアレインSはドライアイに❌😰

 ドライアイの症状は、目の乾きや疲れやすさなどです。
これは涙の分泌量が減ることで光の乱反射が起こり、視界がぼやけたり、
物が見えにくい、視力が落ちる
などの症状から由来します。
 スマートフォンやパソコンなどを長時間使用する機会が多い方や高齢者
に多く、女性に多いとされています

 眼科などで処方される点眼液は幾つかありますが、多いのは参天製薬の
ヒアレイン点眼液(ジェネリックではヒアルロン酸ナトリウム点眼液)です。
🔹ヒアレイン点眼液の効能効果
①シェーグレン症候群、スティーブンズ・ジョンソン症候群、眼球乾燥症候群(ドライアイ)等の内因性疾患
 術後・薬剤性・外傷・コンタクトレンズ装用等による外因性疾患
*シェーグレン症候群:免疫バランスが崩れ、ドライアイやドライマウス(口腔乾燥)をきたす病気

2020年に市販の点眼液としてヒアレインS眼科薬が参天製薬より発売されています。「目の疲れ・乾き・かすみを改善する目薬、全てのコンタクト装着中にも使えます」とされています。添付文書の効能
効果にも、「目の渇き・異物感(コロコロ・チクチクする感じ)・疲れ・
かすみ・ソフトコンタクトレンズ又はハードコンタクトレンズを装着して
いるときの不快感」となっています。
このヒアレインの商品名からも医療用と同様にドライアイに使えて、眼科
受診前に不足した際に購入できる便利な商品
と思いました。
 ところが、このヒアレインSの添付文書の「してはいけないこと」の欄
をみてみると
ドライアイシェーグレン症候群の診断を受けた方には使用しないで
下さい
」となっているのです。シェーグレン症候群は上述の通りドライアイの症状もきたす病気です。同じ参天製でヒアレインと言う商品名、「目の疲れ・乾き・かすみを改善する目薬」表示もありしながら、ドライアイの方はダメという事になります。
 市販のヒアレインSは、第2類医薬品に分類される薬で、🥼薬剤師さんがいなくても購入出来ます。医療用の点眼液に詳しくない登録販売者
「同じ商品名から誤解して」薦める場合もあり得ます。
ドラッグストアで購入される際には、特に注意が必要です

 なお、市販のドライアイ用の点眼液としては、新なみだロートドライ
アイ
Vロートドライアイ プレミアムサンテドライケアなどがありますが
こうした記載はありません。


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