😲市販のロキソニン外用剤（テープ・シップなど）は10種類もあります。違いを説明します❗

　市販のロキソニン内服薬は5種類ありますが、外用剤（テープ・シップなど）はなんと10種類あります。それらについて説明します。
①ロキソニンSテープと②ロキソニンSテープL、③ロキソニンパップは
もちろん、さらに④ロキソニンEXテープと⑤ロキソニンEXテープL、
⑥ロキソニンEXゲル、⑦ロキソニンEXローション、⑧ロキソニンS温感
テープと⑨ロキソニンS温感テープL、新たに⑩ロキソニンSハードゲルが
追加されました。
　パップと湿布の違いですが、実は湿布の種類に ゛パップ剤とテープ剤゛
があると言う分類になります。一般には水分を含んだ白い布地を湿布と
呼んでいますね。

🟢各外用剤の違い
①ロキソニンSテープ、②ロキソニンSテープL
➡ 大きさは Sテープ（7cm × 10cm/枚）、L型は2倍の大きさ（10cm × 14cm）です。有効成分（ロキソプロフェン）量は、Sテープは5g/枚、
L型は10g/枚ですが、大きさが2倍なので濃度自体はSテープと同じです。
大判サイズなので腰などの広い患部に適しています｡
テープはパップ（湿布）に比べて、運動しても剝がれにくいので、肘・膝
など適しています。
 
③ロキソニンパップ （一般的には湿布）
➡ 大きさはSテープと同じですが、有効成分（ロキソプロフェン）量は
1g/枚と少な目です。ハッカ油が含まれているので、スーッと冷感を感じ、熱感を持った患部や急性の炎症などに適しています。膝に貼る際には
切り目を入れると、丸い皿の部分にも貼りやすくなります。

④ロキソニンEXテープ、⑤ロキソニンEXテープL
➡ 大きさはSテープシリーズと同じ関係ですが、有効成分量は、Sテープ
より高濃度の7.14g/枚、メントールと血行促進成分のトコフェロールを
配合しています。Sテープより伸びが良く、より薄めです。

⑥ロキソニンEXゲル
➡ 無色の透明ゼリー状で 、有効成分量は100g中に1gです。
腰に塗る時は肩・肘よりも多めにすりこんで下さい。

⑦ロキソニンEXローション
➡ 患部に塗った後、直ぐに乾き無香料の液体。
周りを気にせず使用できます。有効成分量は、ゲルタイプと
同じ100g中に1gです。

⑩ロキソニンSハードゲル
➡ スティックタイプで、手を汚さずに使いやすく無香料です。
有効成分量は、ゲルやローションと同じ100g中に1gです。

⑧ロキソニンS温感テープ、⑨ロキソニンS温感テープL
➡ 大きさはSテープと同じですが、有効成分量はSテープは5g/枚、
L型は10g/枚。これに血行促進成分（ノナン酸バニリルアミド）が
追加、肩・首筋の血行不良によるこりからの痛みにおすすめです。

🔴注意する点
　使用してはいけない方 ➡ 15歳未満の方、他の鎮痛テープ剤・シップ剤
で喘息を起こした事がある方。また同時に他の外用剤を併用したり、連続
して2週間以上の使用はしない事で下さい。
なお、気管支喘息や妊婦・授乳婦の方は🥼薬剤師に相談して下さい。