夏場の体臭🤫気になる。皮膚ガスって何❓
蒸し暑い⛈️梅雨から夏にかけては、特ににおいが気になる季節です。
体のにおいは、皮膚から出ている微量の「皮膚ガス」が元となっており、
発生源別に3種に分けられます。
🟡皮膚ガスは3種類
①皮膚の表面から生じるガス
汗は元々無臭と言っていいほどですが、💦汗をかいてそのまま放置すると
皮膚表面の住み着く常在菌(アクネ菌、表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌、マラセチア真菌など)が、汗中の乳酸を代謝してジアセチルや皮脂が酸化されて2 - ノネナールと呼ばれる成分を作り出します。
汗のにおいは、年齢により違いがあり、新陳代謝が活発な思春期や10~20代では多く出ますが、あまり気になりません。
しかし、30~40代になると汗に乳酸が含まれて、それを常在菌が分解してジアセチル → 皮脂臭と混ざり合い ➡ 中年男性に多い「ミドル脂臭」に。
この成分は、後頭部から発生しやすい傾向にあります。
加齢が進むと皮脂に含まれる脂肪酸(パルミトレイン酸)が酸化 ➡
2-ノネナール発生 ➡ 古本の様な「加齢臭🤫」となります。
この成分、男性では35歳頃、女性で40歳頃から発生が始まり、50代以降になると強くにおうようになり、皮脂分泌が多い男性が強くなります。
一方、10代半ばの女性からは、🍑桃の香りに似たγ-ラクトンと言う皮膚ガスもあります。この成分は加齢と共に減少して50代にはほぼゼロになるとされています。
②皮膚内部の汗腺や脂腺から生じるガス
汗に含まれる酢酸(酢)、いわゆるすっぱいにおいです。
③血液の中を流れているにおい成分が揮発して出てくるガス
お酒を飲んだ際に出来るアセトアルデヒド、🚬タバコのニコチンや
🧄ニンニク臭、動物性たんぱく質が消化される時や体が疲れている時に
生じるアンモニアなどです。
通常、体内のアンモニアは肝臓で分解されて尿として排出されます。
しかし、食生活の乱れ・腸内環境の悪化や疲労・精神的ストレスや肝機能が低下すると血液中のアンモニア濃度が高くなり、皮膚からの放散が増えて「疲労臭🤫」となります。
🟢においを減らす・なくすには・・
🔹汗は99%が水分です。残りは塩分・ミネラル・乳酸・尿素です。
適度な運動で、少しずつかく汗は、さらっとした塩分濃度の低い汗です。
しかし大量にかいた汗は、塩分濃度の高いべたついた汗になります。
大量にかく汗では多量の塩分が失われ、脱水のリスクも高くなります。
暑熱への身体の慣れ(暑熱順化しょねつじゅんか)により、汗の分泌機能が高まり、塩分濃度の低い良い汗が出るようになります。
🔹「加齢臭」に代表される汗や皮脂に由来するにおいは、頭皮や顔(Tゾーン)、首の後ろ、背中といった汗腺と皮脂腺が多いところに強く出る傾向があります。汗は基本的に体を洗えば落ち、2-ノネナールは皮膚表面で発生するので、洗えば落とすことができます。
「加齢臭」を引き起こす成分は、朝の6時・7時頃や夕方4時・5時頃に多く
発散されるので、気になる人は、朝の🚿シャワーや🛀入浴と夜の入浴などで予防に効果的です。但し、皮脂が原因だからといって洗いすぎは逆効果です。逆に皮脂の過剰分泌を促し「加齢臭」を悪化させてしまいます。
やさしく洗いましょう。
🔹桃の香りのγ-ラクトンは、腸内環境の影響を受けます。ビフィズス菌を
多く含むヨーグルトやオリゴ糖含有の食べ物で腸内環境を整えることも
プラスです。
「加齢臭 2-ノネナール」は、皮脂の酸化を防ぐことがポイントです。
過剰な🌞紫外線を避け、バランスのよい食事、適度な運動習慣、十分な睡眠💤が大切です。