「ラプンツェル症候群」、「白雪姫症候群」、「眠れる森の美女症候群」とは❓
正式な病名ではありませんが、ディズニー映画でも知られる物語の名前がついた病気が幾つかあります。
先ず、髪の長い少女ラプンツェル、塔の上に閉じ込められた長く美しい黄金の髪を持つ少女のストーリーですが、この少女の名前が付けられた病気です。自分の髪を抜いて自分の髪を食べてしまう精神的な病気で「ラプンツェル症候群」と呼ばれています😮。食べた髪の毛が胃や腸の中に塊となって残ってしまい、吐き気や吐き気、膨満感、吐血、体重減少など命に関わることもある恐ろしい病気です。時には胃液や粘液により、胃の中で食べ物などと結びつき、石のような固まり「毛髪胃石(もうはついせき)」が出来る事があります。この毛髪胃石は、内視鏡による手術や開腹手術が必要となります😨。10代の女性に多いと言われ、鉄・亜鉛の摂取不足・鉄欠乏性貧血・精神疾患・精神的ストレスなどが関係しているようです。
次に幼児期に虐待を受けて育った子供が、成人して母や父となった時に、子供に自分がされた虐待をしてしまう「白雪姫症候群」、また「眠れる森の美女症候群」😴は、意識もうろうな状態が数日間~2週間続き、症状が現れていない間は健康な人と変わりのない生活を送れますが、数ケ月の間隔でくり返されます。名前に反して患者は男性の方が多く、年齢が上がるとともに頻度が減り、やがて消失する傾向にあるようです。
最後に、日曜の夕方頃になると月曜日の仕事・学校のストレスで気分が憂欝になる「サザエさん症候群」。丁度、TVの「サザエさん」が始まる頃になることから付けられたもので「Blue Monday」とも言います。