好きなことがとっ散らかるADHDは、散らかしてみると納豆みたいにつながってることに気づく。

note「変かもしれないけれど、きみの面白さ、怖がらずに出してみなよ。一緒に変人になるから。」
の記事とは別に、もう一つ、劇場アニメ『ルックバック』を観て思ったことがあった。

それは、
「自分が好きだと思うこと一つをとにかく必死でやることが大事で、それがいいことなんだ。」
なんてことはないということ。

私は昔から興味の幅が広く、ADHDみたいなところがあって、様々なことに興味を持ってしまって収集がつかなくなってしまうことはしばしばある。
そんな人がこの映画を観ると
・好きなことを一つに絞らなきゃいけないんだ
・好きなら続けなきゃいけないんだ
・好きなことならもっとたくさん練習しなきゃいけないんだ

なんて思ってしまうかもしれない。

さらには、

そもそも、まずは好きなことを見つけないと。

真面目要素の強かった昔の私なら、きっとそう思っていたと思う。

でも、ここ数年で私は自分の好きなことに関わるいろいろなイベントを企画・開催してきた。

・ゲーム粘土
(ゲームの世界にあるものを粘土でリアル化するイベント)

・武器ビルドバトル
・ゲームみたいにスポーツしよう!
(新聞紙とガムテープで作った武器でバシバシ相手と戦うイベント)

・おかしなパンツクッテあそぼ
(食べられないものや作ってみたいものをパンで作って食べちゃうイベント)

・粘土をコネコネしてへんないきものを作ろう!
(動物の色・形・質感・仕草などから新しい生き物を発想し、粘土で創造するイベント)

まとまりのないイベントばかり。

そして最近は

・ポケモンニョッキを作って遊んで食べよう!
(イタリアのおもち、ニョッキでポケモンを作って遊んで食べちゃうイベント)

なんてイベントをやっている。

実にまとまりがない。(笑)

でも、学びあそぶフリースクール「シン・スクール」のヨッシー塾長(上記のイベントでよくお世話になっている)に、これまでの企画を点ではなくて線で捉える話を聞かせてもらった。
一つ一つの企画を単体で捉えるのではなくて、どのようなつながりの中で生まれてきているのかを考えて、自分のやってきた企画を振り返ってみようというのだ。

これまで考えて実践してきたイベントは
ゲームのキャラを粘土にし(ゲーム・キャラ×物作り)

新聞紙から物作りをしてゲーム感覚で戦うことをし(物作り×ゲーム)

(ここで、実は私がピザ窯を作り始めたことから、窯で焼けるもののーつとしてパンがあり)
パンをこねて食べられる物づくりをし、(食べ物×物作り)

ゲームものではないけれど、再び粘土で、でも今度はもっと新しい変な物を作ることをし始めて、
(物作り)

ポケモンゲームの図鑑を見ながら、食べれるニョッキで粘土みたいにポケモンを作るという三要素
(ゲーム・キャラ×食べ物×物作り)が組み合わさったイベントになっていた。 

図に表すとこんな感じ

イベントの三要素を表すベン図

私は『ルックバック』の主人公のように、漫画家になろうと思ってひたすら絵を描いてきたのではない。ただひたすらに移り変わる自分の興味や好きに従って、いろいろな人や物から影響を受けながらやってきた。

でも、振り返ってみると、これまでやってきたいろいろな要素が組み合わさって、最近の新しいイベントが生み出されている。

だから、私は、私みたいな少しADHDっぽい興味がコロコロ変わるような人でも、
そのまま興味のあることをやってみていいんだなと思うし、自分の好きがコロコロと変わってもいいんだなと思う。
興味が出てしまったことや、好きなことをいろいろとやっていきながら、
・好きなものを一つに絞らずに
・好きだからといって続けようと思わずに
・好きなことなんだから頑張ろうなんてせずに
興味ある!やってみたい!というその瞬間の自分の気持ちに素直になってやってみて、
後で少し振り返って、点と点のつながりを考えてみながら進めていくのでいいんだということを
実体験からわかることができた。

このような気づきを得られたのは、
これまで参加してくれた親子たちのおかげであり、
ゲームで学びあそぶ「シン・スクール」さんとのつながりがあったからでもある↓

https://www.instagram.com/shin.school?igsh=MTN0eGc4eW5hdDZuMg==

ありがとう。
まだまだこれからもいろいろなイベントをやっていきたい。ちょっと変だけど面白い感じのイベントを。

これまでやってきたイベント↓

https://www.instagram.com/yukke4267?igsh=Ynh5M3F5amJyMmJx



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