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忙しくても本を読む

趣味を書く欄があるとき、私は大抵「読書」と書く。実際、本を読むことは子どもの頃から好きだし、影響を受けた作品もいくつかある。

しかしながら、大学生になってからと言うもの、私の読書量は日に日に減っていた。課題や授業の忙しさを言い訳に、本よりも手軽で即効性のあるYouTubeやゲームにばかり手を伸ばしていた。

YouTubeもゲームも好きだし、それを抑え込んで読書しなければ!とは思わないが、本を読む習慣が消えてから、精神的に弱っている自分がいたのは事実だ。課題漬けの毎日、ただでさえ脳は忙しなく動いているのに、休憩時間にさえ情報が交錯するインターネットに費やすのは、私には向いていなかったらしい。

そこで、私は忙しい時でもちゃんと読書をする時間を設けることに決めた。寝る前の30分は読書タイムにしよう。そう決めて、読みたい本たちをかき集めた。カバーイラストを見て直感的に買った本、昔友達に勧められた本。思い切ってkindleまで買った。紙で読むのが良いんだ!!なんて思っていたけど、kindleは軽いし見やすいし、思っていたよりずっと読書が捗る。

布団に潜り込み、うとうとしながら活字の世界に身を任せるのは、活字なしでは生きられない私のような人間には至福としか言いようがない。目の前の活字以外に何も余計な情報がないというのが最高で、脳をリラックスさせながら眠気を催すことができている気がする。

忙しいのはみんな同じだ。その中で、時間を作れるのかどうかはその人次第なのだなと学んだ。

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