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処女婚活🧟‍♀️メイクレッスン失敗編


わたしの会社は、二十代前半の女性が多い。会社は髪色やネイル、服装に関してゆるいため自然とギャル✨✨✨✌️が集まる。
そしてわたしは受付業務をすることがあるため、若い女性と横に並ぶことがある。

ギャルと受付をやっていると、来訪者はギャルに視線を固定しながらギャルとだけ話す。わたしをちらっと見ても、すぐにギャルへ視線を戻す。

この前なんかギャル2人と受付をしていた時、来訪者のイケイケメンバーがギャル2人を口説き始めた。わたし蚊帳の外。わたしの自尊心壊滅罪で捕まって欲しい、イケイケメンバー。

けれど、わたし自身を振り返ると薄いナチュラルメイクに髪はアレンジもくそもなくそのまま。垢抜けてはいない(今時可愛い子が多すぎるのもいけないと思う)

お化粧を頑張っているギャルとほぼすっぴんなわたしだったら頑張っているほうが選ばれるよなって改めて思った。だからメイクレッスンができるサロンに走った。
若く見られたいわけじゃない、垢抜けたい!(あとナンパされたい!)
やる気満々にホッ◯ペッパーから予約。でもそれが失敗だった。

31歳、処女。初のメイクレッスン

金曜18時の予約。内心行きたくないな、恥ずかしいな我、、、と思いながら運転。到着したサロンはそこまでオシャレ!ってわけではなくシンプルな作り。心のハードルが少し下がった。
予約時間よりすこし早めに着いてしまったが、早く終わらせて帰りたい!と思ってしまったので入店した。

迎えてくれた女性はおそらく40代。小綺麗な方だった。ドキドキしながら大きな鏡が目の前にある席に案内してもらい、どういったメイクを学びたいか伝えた。

「垢抜けたいです。垢という垢を落としてほしいです。あと品のある女性に見られたいです。」
「かしこまりました。まず先にお客様の顔診断を始めます。」

切実に、そして高い金出してるんだから絶対いいメイクしろよという圧をかけながら自分の要望を伝えた。
顔診断の結果、わたしは面長で目が少し離れているということ。求人顔になるよう、また目が大きく見えるようメイクをしてもらうことになった。

「韓国っぽい感じもいいなって思うんですけど似合いますかね?」

わたしは前触れもなく口を開いた。本心は品のある女性より、KPOPアイドルになりたいのだ。恥ずかしくて言えなかったが、やはりちゃんと言おうと勇気を出した。
10人目のTWICEになりたいのだわたしは。

「え、韓国風ですか」
「あ、やっぱり大丈夫です。品のあるメイクでお願いします。」

まあまあ嫌な顔された。
世間話をしつつメイクを進めてもらう。(たまにくるコスメ商品の勧誘を巧みに避けるぜ。)
時に自分で実践しながら、完成。

「どうでしょうか?」
「、、、わぁ、いつもと違って素敵です!」

嘘、昭和メイク頼んだっけわたし?って思ってます。
眉毛はまあまあ太く、涙袋には微妙な色のシャドウを乗せられ、チークは濃く、リップは派手な赤。
TWICEからは程遠いメイクだった。

似合わなすぎて爆笑したかった。これで5000円かよとスタッフの肩を抱きながら言ってやりたかった。

トレンドを追う仕事

どんな職業でもそうだと思うけどアップデートって必要だ。特にトレンドを追う仕事をしているなら、世間の流行り廃れ、タブーなどを知っておかないといけないと思う。
今の技術を取り入れてわたしと令和が溶け込むメイクをする、アップデートして今の現代人の美的センスに合わせていける。
そういう気持ちと技術を持ったメイクアップアーティストにメイクしてもらいたかった、、、。

被害者面するのは違う、わたしがきちんと伝えなかったのが始まりだ。でもベース作りはすごく参考になったからよかったと思う。
苦い思いを胸に抱きつつ、「わたし満足してます♡」と満面の笑みを浮かべ退店。

このバブリーなメイクでイオンに向かい、ケンタッキーを買って帰宅。
YouTubeでメイク動画を参考にしながらもう一度自分でメイクをしてみた。自分でやった方がしっくりきた。

なんだか自分磨きに火がついたような気がして、次は自分に似合う髪型を探しに行こうと美容院を予約した。

職場の方に少しでも垢抜けたって思ってもらいたい(あと受付業務で惨めな思いもしたくないしモテたいから卍)

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