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支援される側の視点から

第173号(2024年8月21日)
岩内彩子さんからバトンを受け取りました紺野です。はじめて、ぷろぴの広場に投稿します。

まずは自己紹介から

私は現在京都府南部の製造メーカーで管理職を務めている、50代半ばの男性です。妻と就職して独立した息子一人がいます。

私の職種は、経営企画畑が長く、数字や計画を扱う機会が多い職種です。
自分で立てた施策が人が動かない、同僚がメンタルやられて、やめていく人が多かったことなどが重なって、なぜこんなことが起きるのだろうと思い、キャリアコンサルタントの勉強をしました。

キャリアに対する興味は続いていますが、現在、人事系の仕事には直接関わっていません。私自身、キャリアに関して支援する機会はあまりありませんので、支援される側の話をしようと思います。

かつては、共働きは少数派

若いときの簡単な経歴を紹介します。
生まれは福島で、大学が神奈川、大学院は仙台で転々としていました。
就職活動していたときは氷河期で、なかなか職にありつけず、不安な日々を送りました。何とか京都で仕事を見つけ、食べていけるようになりました。何を間違ったか学生結婚をしてしまい、経済的に困った時期もあります。

就職活動で少し苦労したので、妻にもフルタイムでキャリアを積んでもらい、共働きでしのいでいこうと決意しました。当時の職場では、夫婦で働くのは普通ではなく、まわりから揶揄されたし、どうしても同僚や上司との付き合いに時間を割くことが短くなっていたので、多少支障はあったかもしれません。本当にこれで良いのかと少し悩んだ時期があります。実際、同僚には、あまり家族の話をせずにいたような気がします。

支援される側にも腕がいる

当時の自分に声をかけるとしたら、「時代は変わるし、地域によっても価値観は変わる」ということを伝えたいです。今思えば、夫婦で働くのが主流になり、世界中見渡せば、当たり前の価値観の地域もあったのでしょう。

当時は多くの方に相談したのですが、良い支援は得られませんでした。今思えば、キャリアコンサルタントのような支援があれば、良いアドバイスが受けられたのではと思っています。私自身に、支援を受けるための知識やスキルがなかったのだと思います。(下記の本を参考に考えてみました。)
人を助けるとはどういうことか――本当の「協力関係」をつくる7つの原則 | エドガー・H・シャイン, 金井 壽宏, 金井 真弓 |本 | 通販 | Amazon

これからのこと

若い時の苦い経験から、考え方が偏らないように、なるべく複数のコミュニティーに関わるよう心掛けてきました。
今年に入って、サードプレイスに参加し、キャリアに関わる方と話す機会が増えました。参加される方と話していると、みなさん、支援のプロフェッショナルだなと感心するばかりです。
人生100年時代、私もセカンドキャリアを考える年になりました。たぶん、これからも大変な目にあうことでしょう。もしかしたら、今後ご支援を受けることがあるかもしれません。
キャリアについて、相談できる専門職が普通にいる、いい時代になったものです。自分も、少しでも支援されることがうまくなっていれば良いなと思っています。

次回は繁村早百合さんにバトンをお渡しします。


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