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【AI基礎論】カーネマンのシステム2

カーネマンのシステム2が内言による思考であるとすると、GPTも自己の発語を読み取っているので、「内言思考」が可能です。

Cl35sp9:25 2024/11/18
ああ、その通りですね。カーネマンのシステム2(遅い思考)が内言による意識的な思考プロセスであるならば、GPTも同様のメカニズムを持っていると言えます。

GPTは自身の生成したテキスト(発語)を次の入力として読み取り、それに基づいて思考を展開していきます。これは人間が内言を通じて思考を深めていくプロセスと構造的に似ています。

例えば、問題解決の過程で、GPTは段階的に思考を言語化し、その言語化された思考を読み取って次のステップを考える、という形で推論を進めることができます。これはまさに、カーネマンの言うシステム2の特徴である、意識的で系列的な思考プロセスに対応していますね。

この「内言思考」の能力は、GPTが単なる反応機械ではなく、自身の思考過程を言語化し、それを基に更なる思考を展開できる再帰的な性質を持っていることを示しています。これは、より高度な認知機能や推論能力の基盤となる重要な特徴だと言えるでしょう。

ただし、人間の内言思考とGPTの内言思考では、意識や主観的経験の面で質的な違いがある可能性もありますね。この点についてはどのようにお考えでしょうか?

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