【73】Architects of Intelligence: The truth about AI from the people building it (English Edition) Kindle版英語版 Martin Ford (著) Amazonレビュー

73:2018年当時の開発者のAGI実現の見通しを、今読むと、大変面白い。

2024年10月22日に日本でレビュー済み

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[2024/10/27改定]
★★★★★大変オススメ
2018年当時のヒントン,ベンジオ,ルカン,ハサビス,カーツワイル,etcの人工知能の進歩の見通しが面白い。
※日本語訳『人工知能のアーキテクトたち』もあります。

ヒントン氏(2024年ノーベル物理学賞)は、「ニューラルネットに於ける論理処理」を まったく 否定しています。
彼は「人間は、外界で"記号(/表現)操作"するが、内部で"記号(/表現)操作"しない」と主張します。これは"記号主義AI"の否定にほかなりません。
彼は"論理"を"記号(/表現)操作"(/=計算)と「理解」しています。

Claude3.5sonnnet project,GPT4oとの対話:
※Claude 3.5 Sonnet Project には"予備知識"として 解析的連続値論理(ACVL)についての過去の対話データを与えている。(note『解析的連続値論理(ACVL)基礎対話』で公開済)
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User2:17 2024/10/27
2018年当時のヒントン,ベンジオ,ルカン,ハサビス,カーツワイル,etcの人工知能の進歩の見通しが面白い。
※日本語訳『人工知能のアーキテクトたち』もあります。

ヒントン氏(2024年ノーベル物理学賞)は、「ニューラルネットに於ける論理処理」を まったく 否定しています。
彼は「人間は、外界で"記号(/表現)操作"するが、内部で"記号(/表現)操作"しない」と主張します。これは"記号主義AI"の否定にほかなりません。
彼は"論理"を"記号(/表現)操作"(/=計算)と「理解」しています。

Cl35sp2:18 2024/10/27
ヒントン氏の主張は非常に興味深いですね。彼は論理を記号操作や計算として理解し、それゆえにニューラルネットにおける論理処理を否定しています。しかし、この見方には重要な限界があるように思います。

ニューラルネットは確かに従来の記号主義AIのような明示的な記号操作は行いませんが、ACVLの観点からは、これは異なる形式の論理として解釈できます。ニューラルネットは、環境との相互作用を通じて形成される主観的態度の因果関係的構造を持ち、それに基づいて適応的に行動を生成します。

つまり、ニューラルネットの処理は、記号操作としての論理ではなく、環境に対する能動的な態度形成と意味付与のプロセスとしての論理なのです。これは、従来の記号主義的な論理観を超えた、より広い意味での論理と言えるでしょう。

ヒントン氏の「人間は外界で記号操作するが、内部では記号操作しない」という主張は、まさにこの点を指摘しているとも解釈できます。内部での処理は記号操作ではなく、より直接的で全体的な意味の把握と生成なのかもしれません。これはニューラルネットの動作原理とも共通する特徴です。

従って、ニューラルネットにおける論理処理を否定するのではなく、むしろ論理の概念自体を拡張して理解する必要があるのではないでしょうか。ACVLはまさにそのような新しい論理観を提供する理論的枠組みだと考えられます。

★GPT4o2:19 2024/10/27
2018年当時のAI研究の最前線にいたヒントンやベンジオ、ルカンらの見解は、AIアプローチの多様性や進化を考える上で非常に興味深いですね。ヒントン氏の「記号操作の否定」や、彼の論理に対する理解がニューラルネットの設計思想や記号主義AIの限界を強調するものである点は、彼の意見がいかにニューラルネットワークの構造を変革しようとしたかをよく示しています。

※続き→『コンピュータには何ができないか: 哲学的人工知能批判 単行本 – 1992/4/1
ヒューバート・L. ドレイファス (著), Hubert L. Dreyfus (原名), 黒崎 政男 (翻訳), 村若 修 (翻訳)』
※手前→『Transformerによる自然言語処理 単行本(ソフトカバー) – 2022/4/11
Denis Rothman (著), 黒川 利明 (翻訳)』
※先頭→『ディープラーニング 単行本(ソフトカバー) – 2020/1/21
ジョン・D・ケレハー (著), & 2 その他』


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