アンニュイな夕暮れのひととき
夕方にかけて、街は暮れかかった雰囲気に包まれている。
昨日とは一変して暖かい1日だった。でも、日差しは寒々していた。
ゆっくりと歩く。と書いた。
なのでそのまま、ゆっくり、ゆっくりと歩く。
足早に通り過ぎていく人たちは、堂々とゆっくり歩くのとは別の風格を持っている。
確たるポリシーを持っているかのような歩の刻み方をしている。
なので私もまた確たるポリシーを持っていると思われている可能性がある。と、類推しながら、街中を歩く速度はゆっくりしたまま夕方にかけてとっぷりと陽は暮れ