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ブラインドタッチを習得して欲しい
みなさま、特にデスクワークのみなさま。
日々業務に従事する上での必要なスキル、主にITのスキルは何でしょうか。
Excelでしょうか、Wordでしょうか、それともPowerPointでしょうか。
いやいや、今は”ノーコード・ローコード”でツール化すべきでしょうか。
そうですね。私も今挙げたこれらのツールはもちろん活用しますし、どちらかというと好きであるとすら言えます。ただ、私がこの記事でみなさまに是非おすすめしたい、いやむしろお願いしたいのは・・・
ブラインドタッチを何とか習得して欲しい
タイピングの速度を向上させて欲しい
、、ということなのです。なぜか?
私がこちらをお勧めする理由は「絶対に作業のスピードが上がるし、様々なシチュエーションで効率がアップするから」です。
おそらく、今更私に言われなくてもそんなことはわかっているよ、という方が大多数ではないかとは思います。ですが私はそれでもどうしてもお願いしたいのです。必ずみなさまのためになると確信しているからです。
では、まずは私がこのような発信をするに至った理由となる、私が日々感じていることをケース別にご紹介したいと思います。
みなさまの中にも当てはまる方もいらっしゃるかもしれません。
当てはまらずとも参考にはきっとなるはずです。
①ITが得意だがブラインドタッチは出来ない中堅社員
![](https://assets.st-note.com/img/1716382695071-8nED9nRlFS.jpg?width=1200)
【前提情報】
・年齢30前半
・マクロを活用して業務効率化を図るなどITスキルが高い
・家でも高スペックなPCを保有しておりバリバリ使用している
・ゲームやキャンプなど多岐にわたって趣味がある
どう考えても、バリバリにタタタタタタとハイスピードにタイピングしている社員であろうと思いきや、何なら会社にもちょっと良い音のするいいキーボードを持ち込んでいるようですが、なんとタイピングの際はもれなくキーボードをチラッチラッと見つつタイピングしています。
この社員は中堅社員ですし、前述のとおりITスキルも高いようですので、きっと仕事量はとても多く、多忙を極めていると思います。
一方で趣味が充実しており、仕事命のいわゆる”社畜”ではないようです。
さて、ではこの社員はブラインドタッチが出来ないことによりどのようなデメリットがあるのでしょう?はたまた習得できた際にはどのようなメリットがあるでしょうか、このあともう一例挙げようと思いますが一律してこのメリット・デメリット(あくまで私が感じた)をお伝えします。
デメリット
・長文を書く必要がある資料作成に時間を要する。
・打ち合わせ中のメモがスムーズに取れず、指示されたことを忘れてしまい、後で指摘を受けることになる。
・残業時間が増えてしまい、趣味に費やす時間が減る。
・結果として人生が楽しくなくなる。仕事をやめたくなる。
メリット
・上記デメリットを軽減し、仕事をスムーズに進めることが出来る。
・タイピングする姿がかっこいい
・結果として人生ハッピーになる。
ごめんなさい。だいぶ大げさに書いてみました。
ですが、必ずしも嘘ではないはずです。
是非ともこの社員にはブラインドタッチを習得して欲しいです。次です。
②重大局面で指揮を執るタイピングがゆっくりなリーダー
![](https://assets.st-note.com/img/1716383844841-EoLnnQgBSx.jpg?width=1200)
【前提情報】
・40代
・課長
・トラブル発生時には臨機応変にスピーディーな立ち回りが必要
この方はとにかくタイピングがゆっくりなようです。
限られた前提情報ではありますが、どのようなときにブラインドタッチが役に立つのでしょう、はたまた足を引っ張るのでしょう。
メリット
・TEAMSやSlackなどのビジネスチャットツールでのコミュニケーションが現代は必須。いざというときにタイピング速度が早ければ、十分な情報量を短時間で書き込むことができ、対応速度が向上する。
・リーダーシップをとる人のリアクションが早ければ、チーム全体のコミュニケーション向上につながり、業務全体に良い影響を及ぼす。
・結果としてビジネス全体が上向きになり、みんながハッピーになる。
デメリット
・有事対応用のチャットグループへの情報投稿が遅延し、必要な情報の収集やメンバーのアサインなども遅れ、事態の悪化を招く。
・事態は深刻。お客様へ謝罪の文書を作成しなければならない。こういった際にも時間を要してしまい、お客様からの評価を落とす。
・結果として、最悪仕事を失注し、会社が傾く。
相変わらず大げさです。大げさですが、本気でこのようなことがあり得ると思っています。少なくとも、ローコードのツールを用いてドラッグ&ドロップでアプリケーションの開発がいくら出来ても、このような土壇場の状況では活用できるシチュエーションは少ないです。
もちろん、このような状況を想定した、メンバーアサインのアプリケーションや、対処に必要な情報を速やかに検索可能なアプリケーションなどを開発しておき、活用することはこのような状況にも大変役に立つことでしょう。
ただ、この場合私が言いたいことは、ブラインドタッチができて、文字の入力スピードを速くすることは、いかなる状況においても役立つ汎用的なスキルであるということです。
では、どのようにブラインドタッチを習得すればよい、、?
さてさて、いささか大げさ且つ強引ではありましたが、ブラインドタッチを習得することは、まあ、、言われてみれば確かに役に立つし、タイピング速度が仕事に与える影響は大きいよね、ということは伝わったと思います。
というわけで、おまたせしました。ここからは私がブラインドタッチを習得した方法。そしてみなさまへのおすすめの習得方法をお伝えします。
なお、初めに言っておきますと、けしてこれは難しいことではないです。
なぜならばこの記事を読んでくださっているみなさまは少なくともパソコンを用いて仕事をしており、「A」のキーってどのあたりに配置されてたっけ、、?となってしまう方はいないと思います。
そうです。みなさまは概ねキーボードのキーの配置を把握しているではありませんか。あとは少しのポイントを押さえて少し練習すれば、キーボードを見ずにタイピングができるようになり、ブラインドタッチを習得できます。
①FとJの上にあるポッチ
![](https://assets.st-note.com/img/1716387567562-2Y0E0aiPu7.jpg?width=1200)
いやいや、知ってるよ「ホームポジション」でしょ?という方も多いとは思います。ですが、忠実にこの「ホームポジション」に沿ってタイピングをしている方が少ないがためにもう何年もPCを扱っているのにブラインドタッチはできないという方が多いのではないでしょうか。
ホームポジションとは、かならず左手の人差し指を「F」のキーの上に、右手の人差し指を「J」のキーの上に添える状態で指を構えることを指します。
必ずこの状態からタイピングを開始することにより、それぞれの指からタイプするキーまでの距離感を一定に保ち、指にどのキーがどこにあるかを覚えさせるという役割があります。
もっと言うと、左右のそれぞれの手指には担当するキーが決まっています。間違っても右手の人差し指が大遠征を経て「E」とか「R」とかを打ってしまってはいけないのです。少なくともブラインドタッチ界隈では。
②私がブラインドタッチを習得できたのは
![](https://assets.st-note.com/img/1716387632443-hDoAADivzt.jpg?width=1200)
私も正直に言いますと、高校生の頃まで趣味でPCを扱っていた際は、ホームポジションの概念も知りませんでした。何なら右手もそこそこの遠征を行っていたことでしょう。
私の場合運がよかったのは大学の講義に「ワープロ概要」という文字を打つことを学ぶための楽しそうな講義があり、履修出来たことです。
これまた正直言いますと、講義の中でホームポジションの概念を知りましたが、私は高校時代にも友達とのチャットなどで日々キーボード入力をおこなっており、そこそこにキー入力を高速で行える自信があったため、「別にホームポジションなんて使わなくても速いから良いし!」と思っていました。
ただ、当時の私は大学1年生。未来への渇望、うれしたのしい大学生活が待っているという喜びを抱えており、私の人生の中で最もポジティブな気持ちにあふれていました。ゆえに、ここは大学の講師の方が言うことを素直に受け止めようと、一念発起し、無事にブラインドタッチを習得出来ました。
みなさまの中にも、当時の私と同じ謎のプライドをお持ちの方がいらっしゃることでしょう。しかしその無用なプライドは是非捨てましょう。既にキーの配置をほぼ把握しているあなたは少しの矯正と努力ですぐにブラインドタッチを習得でき、明るい未来が待っているはずです。
③ブラインドタッチを習得する方法とおすすめ練習サイト
こちらのサイト、私が大学生のころから存在していたと記憶しております。よく、同級生と楽しくスコアを競っていたものです。
こちらのサイトは会員登録は必要となりますが、無料で指の使い方など一から順に学ぶことができます。おすすめです。
さて、このサイトなどで練習する際も含め、私がお伝えしたいブラインドタッチを習得する方法は、、、
最初はゆっくりでもいいから正確にそれぞれの指が担当するキーを目視せずに打つこと
です。
最初は”ゆっくりでもいいから正確に”というのがポイントです。
ある程度キーの配置を覚えている場合、
「俺はこんなもんじゃない!早く打てる!」
というプライドがあり、どうしても練習の段階でも早く打とうとしてしまうかもしれませんが、早く打とうとして、ミスを繰り返すと人間不思議なものでそのミスが癖になってしまうのです。
逆にゆっくりでもいいので正確に繰り返し行うと、正確な動作を体が記憶してくれ、徐々に早くしていっても正確に行うことができるようになります。
くれぐれもはじめはゆっくりと正確にを心がけて練習しましょう。
実はこういった練習方法はギターなどなどの楽器を練習する際にも必ずおすすめされる練習方法です。人間が何かの所作を身に着けるための必勝法と言えるでしょう。
さいごに
これまで、ブラインドタッチに対する私なりの思いをお伝えさせていただきました。しかしながら、万が一最後まで読んでくださった方がいらっしゃったとしても、実際にブラインドタッチを習得すべく行動を起こす方はきっと少ないのではないか、と思っています。
今回紹介したブラインドタッチの習得は、もし実現できれば、間違いなくみなさまが幸せに近づく一歩となるであろうということは自信を持って言えます。
ただ、実は日々何気なく生活するなかで、そこまで難しくもないけれど、着実に努力を行うことによって確実に幸せに近づくことというのはさまざまに存在しているのではないかと思いました。
ですので、今回紹介したことは絶対やってほしい!やってくれなきゃ困る!ということではなく、ふと、何か勉強をしたい、自分の人生の役に立つことをしたいと思い立った際の選択肢として頭においておいていただけると私はなによりも幸いです。