20代で得た知見〜同棲は雪合戦〜
今回は『20代で得た知見』を読んだ中で印象に残った“同棲する上で大切な考え方“について触れていこうと思います。
まず一つ目は同棲は異文化交流であるということ
〈人間同士が同じ空間に暮らすことの本質は異文化の衝突。驚きと無理解の応酬である〉
この前提を双方が見誤らず、忘れてはいけません。育ってきた環境が違いを生むのは当たり前。それを承知した上で、違いを楽しむことが大切です。それでも許せないことは溜め込まず、不機嫌や理不尽のまま相手にぶつけないようにジョークへと変換して話し合いも楽しんで行いましょう。
二つ目は同棲の本質に合理性を見ないということ
一緒に住むと経済的にも遊びやすさなども良いよね、という合理性は置いておいて「素敵な嫌がらせをし合いましょう」と言い合って同棲を始めるべきだと本書では述べられていました。
確かに同棲には経済面や精神面で合理的なことは多くあります。しかし合理性を求めれば「何かをしてあげたからこれくらいしてよ」という考えになってしまいます。おまけにその“何か“は大抵相手にとって無価値。
仮に掃除をしてあげても相手が汚れを気にしないタイプなら心の底から感謝は生まれない。
感謝がなければお返しの気持ちも生まれず、その不条理が不満を生み、いずれ2人はすれ違って喧嘩する。
同棲は非合理で不条理で非論理的の連続です。だからこそ楽しむ気持ちを忘れない。
分かり合えないことを分かり合うという意識とその状況を楽しむ余裕、そして相手の文化に合わせすぎず、むしろ自分の文化を味わえっ!くらいがちょうど良いのだと思います。
本書を読んだ感想として、自分は同棲に関して異文化交流という考え方を持ってはいたのですが、別々の部屋があることで自分の文化を守れる場を作ればうまくいくのではないかと考えていました。しかしそれでは同棲の本質である異文化交流から逃げて向き合っていないと気付かされました。
本書を読んだ後は、同棲に異文化があるのは当たり前。だからこそ、異文化交流で生じた不満や不機嫌はユーモアへと変換する。そして相手へとぶん投げ合うような雪合戦の心意気が大切なのだと感じました⛄️
せっかく異文化交流するなら自分の時間も大切ですが、関わりを通じて相手の文化すら楽しもうとする気持ちが楽しい同棲を実現するためにも必須ですね!!
同棲に限らず、人間関係においても異文化を楽しむという意識は持っておくことに越したことはないですしね😊
本書には他にもさまざまな言語化の難しい感情に関する話や恋愛・結婚の考え方、人生における自分という軸の大切さなど自分の心にスッと入ってグッとくるような有意義なお話がたくさんありました!
ぜひ皆さんも読んでみてください!
柚双葉でした🌱