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てつや「天才の根源」(2020)を読んだときの話+てつやについての語り

 ちょっとだけ語るよ~
 
 今回読んでいた本はこちら↓

 

 2020年1月?日読了


 


 

 この本を読んだきっかけ


 私は6年前より、てつや、しばゆー、虫眼鏡、りょう、としみつ、ゆめまる、の6人からなるYouTuberグループ「東海オンエア」(2024年11月18日現在チャンネル登録者数710万人)のファンだ。
 私が彼らのファンになった理由は、↓の記事でも書いたのだけれど

 大学時代にゼミで知り合った後輩が勝手に私のことをおもちゃにしてきて、彼の元カノさんが東海オンエアが好きで、東海オンエアの本拠地である愛知県岡崎市に二人でデートで行こうと約束したが、その前に別れてしまい、その傷心旅行に私がつきあわされ、その結果自分も東海オンエアに興味を持ち、動画を見まくってファンになったという経緯だ。

 なお、その元カノさんは、今は東海オンエアのファンではなくなっているようだ。

 この本は、東海オンエアのリーダーである、てつやこと小栁津 徹也おやいづてつや(1993~)が書いた本である。

 著者である、てつやについては、2022年8月16日にアイドルグループAKB48の元メンバーである峯岸みなみと結婚し、「推しと結婚した」としてニュースで話題になったことで知った方も多いだろう。

 私は、正直そんな熱心なファンではないかもしれない。ファン歴も6年で古参とは言えないし、サブチャンネルの動画はあまり見ていないし、イベントに行ったこともなければ、グッズも買っていない。あと、東海オンエアは全員が好きで(いわゆる箱推し)あるが、特に好きなメンバーは、しばゆーと、次にとしみつである。しばゆーはおもしろく、奇天烈なイメージがあるが、人間らしいところも多く、としみつは人がいいから好きだ。正直てつやのことはそんなに好きというほどでもない。

 しかし、そんな私が少しは彼らにお金を落としたいと、そしてもし買う価値があるとしたら、私のあまり知らなかったチーム草創期のことについても書いてあるらしいこの本を買うしかないと思った。

 そして、その発売直後に買った。

 ↓でも書いたけれど

 大学院に入ってから感化された先輩がいて、その先輩も東海オンエアが好きで、結局仲良くはなれなかったけれど、そこそこ東海の話で話を合わせることができた。

 そしてその先輩が言うには、大学の7不思議があって、大学の近くのラ〇ホに行くと、必ずカップルが別れるという話があるのだそうだ。

 私は、気になってそこに1人で行った。初めてそういう所に入った。そして、そのホテルのプラネタリウムの天井を見上げながら、本書を休憩時間のサービス3時間の間に読んだ。

 noteを検索すると、本書に触れている記事は50程度あるが、そもそもてつやつについて書かれている記事も少ない。それから人気の割には東海オンエアについての記事自体も少ない。俄ファンではあるが、ここで東海オンエアを広める気運を担うべく、記事を書かさせていただく。

 YouTuberとか下らない、そんなファン向けの本なんて下らないと思っているそこのあなた、ちょいと止まってこの記事を読んでください。よろしくお願いします。

 ちなみに私が一番好きな彼らの動画は2018年10月6日投稿の「神対応ってもしかしたらハードル低くね?もっとすごい対応あるっしょ!」という動画だ。

 でも、正直この動画は初見さんに勧めるものじゃないんだよな…

 では、スタート!!

 私がてつやについて日ごろ思っていること


 以下、本当に本当に断片的な内容になってすまない。著作権について考えてたら余計なことを書かない方がいいんじゃないかと極端に神経質になってしまっている。ということでこれはもうてつやを知っている人じゃないと理解できない話かもしれないが、私が考えたてつやに対に対して考えた点をいくつか提示する。

1.てつやは稀に見る努力家だということ

 動画内で時折みせるてつやの努力精神は思わず関心してしまう。例えば2024年10月27日投稿の「楽しいことなら気づかぬ間に「24時間生活」達成しちゃいます!」という動画でてつやは18時間にわたってファンにサインを書き続けた。人によってはYouTuberは楽してお金を稼いでいると思っている方もいるだろうが、仮に大金をもらってもやれないようなことをこの人物は行っている。こういうところを見ると、どうしても努力できない自分のような人間は、卑屈になってしまうところも正直ある、、、

 てつやは、いい加減なイメージを持たれがちだし、そもそもYouTuberは楽な仕事で大金を稼いでけしからんとか思っている人もいるだろうが、大変な努力をする男なのである。

2.先輩と生肉をほおばっていただこうかとのくだりを話したかったことと、劉備玄徳さんよ幸せであれ!!


 現在のてつやは、運転の練習に付き合ってあげるなど、妻である峯岸さんに対して優しい夫である。
 
 しかし、昔はそれなりに遊んでいた。

 てつやは、過去にその遊び癖を利用され、動画のネタとして、メンバーが用意した女性の美人局にひっかかり、呼び出されたところを突撃インタビュードッキリをかけられた。

 その際に、発した言葉が「焼肉を奢ったことだし、生肉を頬張っていただこうかと...」である。

 ちなみに前述の先輩と焼き肉に行ったことがあった。なかなか会話がなく、重苦しい空気が流れる中、その先輩は馬刺しを注文し、「私は、生肉が好きなんだよね」と言った。私はとっさにこの発言を思い出して言おうと思ったが、先輩は女性だったし、彼女は下ネタも普通に好きな人だったが、万が一その動画の内容を知らなかった場合単純にヤバいセクハラになるのでやめた。せっかくの話の機会がなくなって残念だった。

 てつやの元カノさんの中で有名な人は、「劉備元徳」さんだ。劉備さんはてつやにいきなりナンパされ、最後には浮気されるという憂き目にあったのにもかかわらず、てつやに対して優しい言葉をかけている。ファンの総意になると思うが、私は劉備さんが幸せに過ごしていることを願う。


3.てつやは非情(サ〇コパス)なところがあるということと、やはりてつしばが好きということ

 てつやはしばし、動画のコメント欄でサイ〇パスなのではないかと言われることがある。過去には、メンバーを呪ってみるなどという企画を行った。

 2018年には、メンバーのしばゆーが脱退しかける騒動があった。これに関しては、当時の状況を物語る前後の動画が削除され、転載動画はあるがその動画をアップすることは控えたい。

 しかし、動画を見た記憶からだとしばゆーを切り捨てようとしていたことも伺え、少し薄情に感じた。

 だが、それから5年経ちまた、しばゆーが彼の妻の暴走により脱退しかけたときは、今度も許した。彼は、本当にメンバー愛に溢れているのである。
実際のところてつやの深意はまともな感覚ではいられないかもしれないが、私個人としては、てつしばをずっと見ていたいのである。

 まとめ:てつやは現代社会が生み出したカリスマ


 既にとり上げているが、てつやは時に異常とも言える寛容さで知られている。彼の座右の銘は、「人に優しく、自分にもっと優しく」である。だが、「ファンから「人に興味がなく、自分にも興味がない」とも評されており、その精神性から来るのか、実際のところは「人に厳しく、自分にもっと厳しく」的な側面もあると評せざるを得ない。

 だからこそ、自分はリーダー的ではないと述べているが、リーダーとしての資質もあり、学校の勉強にこそ向かなかったが、何事にもストイックで、一目置かれる人間となったのである。

 これは、重ねて述べるように努力できず、自己主張も弱いことを認識する者には重く感じられるのだが、ともあれ、このような自分の努力できることには異常に努力し、他者の圧力もはねのけるというスタイルは現代人特有のものを思わせ、個人的にはあのちゃんなどが同種の人間として想起される。

 改めて書くと、てつやの第一の強さはそのひたむきさにあるのだ。

 てつやの第二の強さは、これは私個人の見解ではなく、複数のファンが指摘しているが、やはり「人に興味がなく、自分にも興味がない」ことが来る寛容さだ。てつやは結局のところしばゆーを許しているし、一時期住居が知り合いらのフリースペース状態になってもそれを咎めなかったなどのエピソードで知られている。この寛容さというのも現代人特有なものであると思う。

 現代における人間関係では、下々の人間を気にかけ、金品を与えたり、恩を売ったりするような積極的な働きかけをするリーダーよりも、余計な干渉をしないことや多様な存在に対してその行動を受け入れるようなリーダーが求められており、てつやはまさにその典型的な存在なのではないかと思う。
 もちろん、実際のてつやは親分気質ではないが、ファンサービスは旺盛で、金払いもよいという側面は大きいけども。

 第三には、人々の心のふるさとになりうる存在になっているということである。東海オンエアは地元のお兄ちゃんがわちゃわちゃしている感がよいと言われている。が、そのようなYouTuberグループは他にもいる。東海オンエアというか、彼の良さは、わちわちゃ感だけではなく、現在の価値基準のギリギリをつく不潔さや下品さ、サムネイル制作の下手さなどに見える幼稚さ、流行を追わない、ちょっと遅れている感じである。

 正直、現代社会においては変化が激しく、また、潔癖さや綺麗な理想論を押し付けられがちである。それによって人々は疲弊している。てつやは自らそのような思想や意見を積極的に主張することはないが、そんな現代人の疲弊感を代弁するアイコンとなっているのではないだろうか。そして、特に東海オンエアと歳が近く、まだ若いとされ、現代社会への適応を強いられている20代から30代の人々が特に共感していると思われる。てつやや彼の家族の存在が、日本人の若者のオアシス的な存在になりつつあるとも言える。

 ちなみに、私もコロナ禍で地元に帰れなかったとき、てつやが実家に帰省するライブ配信を見ながら、コンビニから買ったケーキを食べていた…

 最後に述べると、てつやからは、今だ実際にお会いしたことはないが、画面越しにみると芸能人などが持っているオーラを感じないが、冷静で神仏を熱心に信仰しており、現実世界の人間に対しては評価が低い自分でも一時期熱中してしまいそうになる感じがした。近年のSNS上に現れるインフルエンサーはみなそのようにオーラはないが強烈な求心力を持つ存在であると感じる。

 てつやは現代のカリスマである。私は、彼の姿を通して、若者達は自らの力に気づき、世界を変えていけるのではないかと信じている。


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