私のスパイスカレー研究
はじめに
近年流行りつつあるスパイスカレー。
一方で一からスパイスカレーを作る人はヤバいみたいな風潮もある。
私も、最近はあんまし作っていないが、2020年頃から3年間、スパイスカレーを幾度も作ってきた。
きっかけは、私が以前住んでいた場所の近くにインド人の方が経営するカレー屋さんがあったことだ。そこからカレールーから作らないカレーに興味を持った。
スパイスカレーを作るメリット
正直あまり思いつかないが、スパイスの風味がダイレクトにでるため、ルーを使うのとはまた別のおいしさがある。また、小麦粉を使わないので、小麦アレルギーやリーキーガット症候群の人には有効。
実際自分で作ったスパイスカレーを食べると、エネルギーを注入される感覚がかなりした。鬱状態にも有効だった。
スパイスカレーの作り方
インターネット上などで紹介されているインドカレーの大まかな作り方としては、①玉ねぎを刻んで炒める。②スパイスやにんにくを炒める。③スパイスとたまねぎとにんにくを混ぜていためる。ここに場合によってトマトペーストを入れる。④水や塩、鶏肉などを入れて鶏肉に火が通るまで茹でる。鶏肉は事前にバターで炒めるといった感じだ。
試行錯誤とこだわり
私は、3年程度スパイスカレーを作る中でいろいろと試行錯誤を繰り返してきた。まず前提としてたまねぎがそんないい感じに炒めさらないのが難点だった。また、レシピ通りつくると水分が少なくなってパサパサになることが問題であり、水を多く入れても水っぽくなってしまうため、味にコクをだすためにココナッツミルクや牛乳、豆乳などを入れてみた。他にもやはり日本のカレーに慣れていたため、とろみがないといけないという強迫観念にとらわれ、小麦粉や片栗粉、米粉を入れることもした。トマトはわざわざ生のトマトをすって入れていたが、入れなかったり、トマトケチャップを使ったりすることもあった。
スパイスは、最初ハウス食品のギャバンのガラスの小瓶入りスパイスを1種類ずつ買っていたが、その内、ギャバンのスパイスセットを買うようになった。
こちらは、20種類もスパイスが入っていて、昔は500円台、今は678円するがとてもお得だ。カルディで買える。
今は、エヌ・ハーベストのブレンドスパイスを買って使っている。
こちらはカレーに必要なスパイスがブレンドしてあって、10皿分が626円でお得だ。たまにスーパーでも売っていることがある。
結局エヌハーベストのものに至っては、カレー粉と何が違うのという疑問が出ると思うが、正直わからない。ただ、カレー粉を後から入れたり、カレー粉を炒めて使ったりしたのと、エヌハーベストのものには別製品だからというのもあるが、違いがあり、エヌハーベストのものを使う方がおいしいようには感じられた。
まとめ(個人的なポイント)
以下に、個人的にスパイスカレーを作るにあたってのポイントを書いていく。あくまで個人的な感想であるので、本当においしいスパイスカレーを作りたい方は、自分で精進するか、有識者に指導を仰いで欲しい。
スパイスについて
①スパイスは、クミン、ターメリック、コリアンダー+コショウがあれば十分。できれば、それら+カルダモンがあればよい。
②スパイスは炒めないとやはりおいしくないが、焦げると苦い。色が変わるレベルまでいためるともう苦くなる。いい香りがついてきて、色が若干濃くなったら火を止める。スキレットなどを使うときは、火の回りがはやいので注意。
③スパイスの量は気にしすぎなくてよい。合計で一人前小さじ一杯くらいあればいいんじゃないか。割合も適当でいいと思う。ただ、個人的にはクローブは独特なにおいが強すぎてあまり入れ過ぎないほうがいいし、ターメリックは多めがよい。
トマトについて
・トマトは入れない方がよい。トマトペーストやケチャップも不自然な酸味が出てしまう。長時間煮れば酸味がとんでコクもでるが、玉ねぎが焦げることもあるので、それだったらそもそも入れなくて良いと思う。
トロミをつけるにあたって
・トロミをつけ、水っぽさを消すためには米粉は有効だった。小麦粉はそもそも嫌う人もいるが、料理初心者が使うとあまり上手くいかない。片栗粉も中華料理みたいになって合わない。
玉ねぎ
・これはスパイスカレーを作らない人にはそもそも想像がつかないが、スパイスカレーの核となるものは玉ねぎなので、1人分に中玉1個以上は使用する。そして、私の工夫なのだが、半分はみじん切りにして炒め、半分は炒め終わった後にすったものを入れている。
牛乳等について
・割合によるかもしれないが、ココナッツミルク・牛乳・豆乳はスパイスの風味を損なうので入れない方がいいかもしれない。入れても一人前、大さじ3杯くらいか。