utmパラメータの管理台帳

サイトへの流入元を明らかにするために集客施策を打つときはutmパラメータを設定しているかと思います。
ただ、パラメータ設定は各人が自由に行ってしまい、しかもオフライン施策を数多く行うとGoogleAnalyticsで確認する際に整理がつけられないときがあります。そうならないよう付与したutmパラメータを管理する台帳を作ることをおすすめします。
今回はそんな台帳を作る際のコツをまとめてみました。

基本ルールに従う

  • GoogleのキャンペーンURL生成ツールを使って生成

    • utm_idは必ずつける(管理台帳のIDと一致させる)

    • utm_term, utm_content は必要な場合のみ入力

記名ルール

  • すべて半角英数字&記号はアンダースコア(_) のみ使用

  • utm_source, utm_medium は可能な限り選択肢を固定化 (例:スプレッドシートで選択肢リストを作成)

  • utm_campaign はキャンペーン内容が分かりやすい命名を徹底

    • 開始日やターゲット、内容を簡潔に盛り込む (例:20230401_spring_sale_women)

オフライン施策での記名

  • utm_source

    • 原則:媒体名_媒体種類_配布場所(任意)

    • 例:flyer_shop, poster_station, magazine_ad, event_booth, newsletter_shop

    • 媒体種類

      • チラシ:flyer、ポスター:poster、雑誌広告:magazine_ad、イベント:event、会報誌:newsletterなど

    • 配布場所・掲載誌名

      • 例:flyer_shop_tokyo, poster_station_shibuya, magazine_ad_fashionmagazine

  • utm_medium

    • 原則: offline を必ず入れる

    • 例:offline_flyer, offline_poster, offline_magazine, offline_event

  • utm_campaign

    • 原則:ターゲット_時期_内容

    • ターゲット

      • 全体はall、性別ならmen/women、年代なら30s/40sなど

    • 時期

      • 開始年月を記載 (例:202304)

    • 内容

      • セールならsale、新商品ならnew_productなど

      • 202304_all_spring_sale,202304_women_new_product,202304_30s_open_campaign

  • utm_term & utm_content

    • オフライン施策では使用しないことを推奨

    • 使用する場合でも、具体的な内容を記載

      • 例:utm_content: qr_code_designA運用

運用

  • UTMパラメータ設定シート(管理台帳)を作成し、チーム内で共有

    • id,source,medium,campaign,term,content,リンクとなるURLの列に記載する

    • シートに定義ルール、入力ルール、入力例を記載

  • 過去のキャンペーン実績なども蓄積することで分析に役立つ

  • URL短縮ツールを活用

    • bitly 等のツールで、長いUTMパラメータ付きURLを短縮

  • チーム内での情報共有と教育

    • UTMパラメータ運用の重要性、ルールについてチーム内で共有

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