初めての海外出張 minilux 思い出7
もう20年以上も前の話・・・GR-1Sに慣れた頃、ヨーロッパ出張に仕事でアサインされた。
初めての海外出張であり、人生初の海外でもあった。行先はオランダとドイツ。・・・雑誌でしか見たことのない世界に期待は膨らんだ。
とは言え・・・仕事が主題であることは変えられない。ホントはF5を持ち込みたかったが、30人ほどの社員との団体行動で周囲の視線を気にして目立たない(?)カメラにしようかと・・・でもGR-1Sだけでは淋しいのでライカのミニルクスを中古で購入し2台を同伴した。
当時高級コンパクトが出揃ったところだったので、ミノルタやContax、NIKONなど選択肢はあったがGR-1Sの28mmと合わせて持ち歩くなら40mmが良いと(ライカ欲かも?)判断に至った。・・・でも、期待したほど焦点距離差を感じることはなく、ショットを振り返ってもどっちで撮ったか見分けがつかないほど。しかし、どちらもヨーロッパを撮るには申し分ない2台だった。
ミニルクスはGR-1Sに比べると、一回り大きくポケットにスポッ!とはいかないし、ファインダーがイマイチだったが、Leicaのロゴを冠した優越感は代えがたいものがあり、カバーもせず持ち歩いた。
こちらも手放してしまったがライカを経験できた忘れられない出来事
実際の生産はライカではないらしい・・・噂もあったが、写りはライカだし、国産のように焦点距離/F値のレンズ名ではなく「SUMMARIT」と冠したカメラは無二の存在でドイツ気分を味わえた。
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