「ちゃんと」の基準
「ちゃんとして」という表現を出来るだけ言わないように気をつけている。
「ちゃんと」っていったい何なのか、曖昧過ぎて自分では、なんとなくのイメージがあったとしても、相手にはなかなか正確には伝わらない。だからこそ、子どもには具体的に話す。
「ちゃんと片付けて」でなく、「洋服をかごに入れて」
そういうと、何を言われているのかが明確に伝わる。
「ちゃんと」の基準は自分で設定したもの、というよりも、他の人が見たときに、相手がどう感じるか、という他人目線で捉えられることが多いように思う。
子どもには極力使わないように気をつけていても、自分に対しては「ちゃんとしなくちゃ」「しっかりしなくちゃ」と疲れ切った自分をどこかで鼓舞していたりもする。
こういうとき、他人目線を意識しすぎると、苦しくなる。
頑張るには、エネルギーが必要で、そのためには、のびのびと充電する時間もとても大切。
家でのびのびできてこそ、外で必要な時に「ちゃんと」できる。
そう思って、自分も家族も、家ではリラックスできるように、「ちゃんとしない時間」をつくることも大切だな、と思う。