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超短編小説 青春ラブコメディー 【201~209】

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横浜市内の某公立高校で繰り広げられるラブコメディーです。 甘酸っぱく、ややほろ苦い味付けにしてあります。 前の内容をオマージュしていたり伏線回収していることがあるので、できるだけ…
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記事一覧

【209】超短編小説「その女、凶暴につき」(1623文字)

女子バレー部のキャプテン 黒崎サオリ はいらだっていた。 いつもならノータッチで相手コート…

トシ
2年前
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【208】超短編小説「しのぶれど」(1303文字)

「…しのぶ!、大変!…」 「何よ、そんなに慌てて、お化けでも出たの?」 「そう、出たのよ、…

トシ
2年前
25

【207】超短編小説「甘く危険な香り」(1709文字)

※ この作品は「両取りヘップバーン逃げるべからず」の続編となっております。 できればそち…

トシ
2年前
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【206】超短編小説「悪魔が来りて笛を吹く」(1158文字)

※この作品は「悪魔からの着信」の続編です。できればそちらを先にお読みいただければありがた…

トシ
2年前
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【205】超短編小説「悪魔からの着信」(1220文字)

「ねぇー、あなた アレ知らない?」 「昨晩も遅かったから、また酔っぱらって どこかに忘れて…

トシ
2年前
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【204】超短編小説「両取りヘップバーン逃げるべからず」(2118文字)

 その背の高い非常勤講師がやって来たのは、教育実習生が大学に帰ってから1週間後のことだっ…

トシ
2年前
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【203】超短編小説「HIASOBI」(2798文字)

「…お待たせ。」 「先生… !」 「…久しぶり!」 「…でも、どうして?」 …   2ヶ月前 教育実習生 森七菜の数学の授業は面白かった。実際には森七菜という名前ではなく、森七菜に似ているのでボクが勝手に森七菜と呼んでいるだけなのだが。   「昔、アキレスという名の恐ろしく俊足の人と、かわいそうなほどに足の遅い亀がいました。二人はある対決をすることになりました。 アキレスが90メートル先にいる亀と徒競走をするというものです。ルールはシンプルであり、アキレスが亀を追い越したら、

【202】超短編小説「曇りがちな火曜日」(1047文字)

※この作品は「雨の月曜日」の続きになっておりますので、できるだけそちらを先にお読みくださ…

トシ
2年前
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【201】超短編小説「雨の月曜日」(981文字)

 「きょうの授業は揚力と抗力の関係についてです。皆さんが分かりやすいようにヨットに例えて…

トシ
2年前
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