昨年とオリックスが何かが違う?
【昨年のオリックスと何かが違う?】
昨年のオリックスと今年のオリックスで何かが違うなと思ってたらそれを尊重したプレーが1戦目の三回裏オリックスが一死満塁から4番森友哉のセンターオーバーの2点タイムリーツーベースでした。
京セラドームでフェンス直撃のツーベースで一塁ランナーが還ってこなかった、巨人としては走者一層かと思ったプレーが2点で収まったのはかなり大きかった、そしてこの走塁が昨年との違いだなと思いました。
昨年は宗選手がとにかく出塁してホームに還ってくる。走って走って走る!投手としてもvs打者だけでなくvs走者も加わるのでそりゃ球数も増える。足で掻き回された印象でしたが今年はその足で掻き回す印象がなく戦いやすかったかと思います。
勿論、吉田正尚選手の移籍もありますがそこに森友哉選手が入ってきたわけで打線としても大きな穴は無いように思えるのでやはり宗選手の足は他球団からすると脅威です。
【今週の戸郷投手】
力が抜けててめちゃくちゃ良かった!
7回138球でしたが初回の1球目と最後の138球目を比較しても変わらないくらいずっと良い投球が出来てたかと思います。ただ、7回138球は多い!なぜそんなに多いのか?その原因は以下の3つだったと思います。
①頓宮選手の粘り
二回裏に頓宮選手が10球粘って四球を選んだプレー。そこからボール球が増えた印象です。それまでスイスイとストライクを積み重ねてたピッチングがこの頓宮選手の打席で崩れた印象。
②ラオウ杉本選手。
杉本選手のバッティングでインパクトの瞬間を見てみると手が伸びた状態でインパクトを迎えています。つまり前で球を打つ打ち方です。杉本選手のリーチでその打ち方をする事で戸郷投手のフォークが落ち切る前に掬い上げる、打ち返す事が出来たので杉本選手に対してフォークがそこまで生きなかった。ただ、杉本選手に対してはインハイにストレートで空振り三振を取る事が出来たのは腕を畳まなきゃ捌くのが難しい球をフォークで釣って勝負できたからです。
③審判との波長。
この日の戸郷投手と審判とが波長が合っておらず何度もアウトコースいっぱいのストレートに右手が上がらないシーンがありました。
キャッチャーの大城選手も三振だと思いボール回しをしようとしてボール判定という事も何度かあったほど少し審判と波長がズレてたかなと思います。
それでも7回を0に抑えたのは流石の戸郷投手だと思います!
【劇的勝利の立役者】
3戦目の延長10回。二死走者無しから丸選手の代打満塁ホームラン&ウォーカー選手のツーランホームランで6得点の劇的勝利!
まず二死走者無しでこの日ノーヒットの梶谷選手を打席に送った事に凄いと思いました。おそらく代打丸選手かと思ったところ梶谷選手で、梶谷選手も期待に応えようと粘りに粘ってセンター前で出塁。その後秋広選手も続き岡本和真選手は申告敬遠。二死満塁で守備固めで入った門脇選手に代打丸選手。ここか!ここで丸選手か!丸選手前日まで何試合かノーヒットでしたがただ当たりは良かった!調子が悪いわけではなかったのでここでの代打丸選手は震えた!というかこの展開まで持ってった事に震えました!そして丸選手のバックスクリーンへの満塁弾!!!激震しました!
そして良かったのがその後に大城選手がヒットで繋いでウォーカー選手がツーランでトドメを打つ!全て二死からの攻撃でめちゃくちゃ良かった!
この劇的勝利ですが本当に良かったのは9回裏に登板した中川投手。
同点だと9回からは後攻が断然有利の試合展開ですがその9回を三人でピシャリと抑えたのはこの試合で最も痺れたシーンでした!
この劇的勝利の立役者は中川投手です!
【今年も健在比嘉投手】
オリックスの中継ぎで登場比嘉投手。
40歳でバリバリの投手で今回も大事な場面での登板。二死一二塁で登板し初球に98キロのカーブ、球速でいえば中学生並の球速の変化球の後にインコースに143キロの速球をズバン!球速差が45キロとドエライピッチング!そりゃ長い間第一線で活躍するわなという見事な投球!
この日も打者一人を完璧に抑えてピンチを脱しチームを救ってお仕事完了!
今後も比嘉投手に注目して欲しいです!