ヒンへの愛を込めて
ヒンとの出会い
名古屋のジブリパークに行くと持っている人を時々見かけ、目に付く人形がいる。
ちょっと邪魔じゃない?というサイズ感。
生後半年の赤ちゃんくらいの大きさ。
いや、ひょっとしたらもっと大きいかも。
でも、持っている人は邪魔にした様子もなく、どことなく嬉しそう。
ハウルの動く城に出てくるヒンだ。
普段テレビをあまり見ない私なので、あまり知らないが、テレビでも紹介されたこともあるらしい。
うちの家族がこの存在に気づいたのはジブリパーク1日目。
なんだかかわいいけど大きいヒンの人形を抱えて歩いている人がいるな。
どこで売っているんだろう。
気になった私は『魔女の谷』エリアのお土産やさん『13人の魔女』に立ち寄った際に
「ヒンのぬいぐるみは売っていますか?」
と聞いてみました。
すると
「今日の分は完売してしまいました」
あ〜残念だな。
という気持ちと
『今日の分』??
気になった私は、その夜、宿泊宿に帰ってからネット検索してみると、、、
どうやらヒンの人形の人気は、私が思った以上に凄まじく、
開演前に並んでゲットしている
ということが分かりました。
ちなみに遠方から遊びに来ている私達は
・ジブリパーク近くの宿に宿泊
・2日間連続でジブリパークのチケットを用意
これは頑張ればぬいぐるみをゲットできるんじゃないか?
お祭り事が大好きなタイプのわたしは思いついてしまいました。
急に現実を帯びてきたヒンぬいぐるみ獲得プラン。
しかし、家族の協力あってこそのプランのため、緊急家族会議が開かれました。
まずは、ぬいぐるみを欲しがっていた子どもたちは、
「やっぱり欲しい!ゲットできるなら、早起きも並ぶのも頑張れる!」
今日ジブリパークを1日で2万歩歩いて、宿でご飯を食べ終わって眠い目をこすっていた小3と小1の目が急に輝きました。
その言葉を聞いて俄然やる気が出てきた夫。
「並ぶの得意だし、子どもたち起きれなかったら一人で並ぼうか?」
そこで私もついツッコむ。
「いやいや、こういうものは、自分で頑張って並んでこそ価値があるんだよ。」
みんなの意見は一致。
これは、何かの運命だろう。
朝からヒン争奪戦に参加することを前日に決意しました!
ヒン争奪戦に参加することを決意
ジブリパーク開園は9時。
13人の魔女団(ヒンのぬいぐるみが置いてあるお店)のオープンは9時半です。
まず下調べの結果、朝7時〜7時半に公園の入口に到着する必要があるとのこと。
ただし私達が向かうのは10月の連休の中日。
天気は晴れ。
昼間はまだまだ暑いが、とても過ごしやすい季節。
多分1年でも一番良い時期で行列ができやすいと予想されます。
(暑い夏、雨の日などは閉園近くでも人形が残っていたとの噂もありました)
遠方から飛行機で遊びに行く我が家は、このぬいぐるみをゲットするために再チャレンジするための再来園は事実上ほぼ不可能。
この1回のチャレンジに賭けるため、確実なゲットを目指して公園到着目標を6時半に設定することにしました。
当日のスケジュール
私達が宿泊していた場所はウッドデザインパーク瀬戸
ジブリパークのある公園入口まで歩いて20分くらいの場所です。
グランピング施設のため、基本は車で遊びに来る人が多いのでしょう、歩くと結構距離がありますが、気合で歩く道のりでした。
まず、宿で朝ご飯を予約していましたが、こちらを放棄することを前日にスタッフの方に伝え、(もちろん前日自己都合で突然のキャンセルなので、返金などはありません)朝早く出発するために、前日夜に精算をさせていただきました。
これで当日は精算など手間取ることなく出発できる。
当日朝6時に宿を出発。
6時24分に公園入口に到着しました。
その時には私達より早く3組(10人くらい)がすでに並んでいました!
先に並んでいる方はみんなレジャーシート等持ち込んでいました。
私達は前日の思いつきで行動しているので、そんなものは持っていないけど、気にしません。
6時45分 公園の横のゲートを通勤してきた公園職員の方が少しだけ開けて入っている姿を目にします。
そろそろかな。
わくわく。。。
しかし、公園ゲートの全体開放はされる様子がなく、みんなそわそわ。
その間にも何人か職員の方が入っていきます。
一緒に並んでいた方の一人が、職員の方が開けていた門の様子を見に行ってくれました。
すると、特に止められることもなく、入れている!
6時55分 公園前ゲートが1mくらいだけ開かれている隙間を通って公園内に入りました!
ここまではみんな様子をみながら紳士的に、みんな並んだ順番で公園に入ってみました。
が、誰も止められないので、広くなった瞬間誰ともなく、ダッシュが始まりました!
そう、ヒンのいる魔女の谷は公園の奥の方にあります。
エレベーター塔を抜け、スケートリンクと大倉庫を横目に魔女の谷を目指します!
エレベーターは動いているかわからなかったので横のスロープを走り抜けて行きました。
6時55分までに並んで一緒にスタートダッシュしたグループは
みんな魔女の谷の前に集合。
やはり、みんなヒン狙いか。
というわけで、ここからはひたすら待つだけ。
近くの三日月休憩所はトイレを開放してくれていて、自動販売機もありました。
ここでゆっくり待ちます。
8時前にスタッフの方が誘導に出てきてくださって、列の先頭を三日月休憩所前まで移動、
8時半には魔女の谷エリア内に入って園内入口の中でチケットの確認作業をしてもらった状態で待機しました。
その時にスタッフの方に、今日はどれくらい並んでいるでしょう?と尋ねてみましたが、
ざっくり250人くらい。
とのことでした。
ちなみに人形は個数に限りがあるため、みんなヒン狙いということはなく、多分並んでいた方はエリア内の他の施設に向けて並んでいた方も多いと思います。
私が9時半過ぎに園内を見たところ
・キキのパン屋さん
・ハウルの動く城の中(プレミアムのみ)
・カカシのカブとの撮影スポット
どこもかなり長蛇の列ができていました。
9時5分前 オープンの準備が少し早くできたのでと言って魔女の谷がオープンしました!
ここで、13人の魔女団のお店に行く人はゆっくりスタッフについてくるように誘導があり、列を崩さないままお店の前まで案内されました。
ここからは途中合流はできないと案内がありましたので、9時までにはトイレを済ませておく必要がありますね。
そして9時半オープンと同時に店員さんが、1人1匹までとのことで、手渡していただき、
ついに、ついに、
ヒンのぬいぐるみをゲットすることができました!!
朝6時半に公園の入口についてから3時間。
やっとご対面したヒンに大喜びの子どもたち。
親としても達成感が感じられた瞬間でした。
そこからは、ヒンを入れて園内をたくさん記念撮影✨
家に帰ってからも大切に毎日連れ歩いている二人を見て、
自分で頑張ったからこそ、良い思い出になっていたら良いなと思った1日でした。