【GAS】「コンテナバインドスクリプト」と「スタンドアロンスクリプト」の違い
オレンジピーチのトシです。
今回は、GASでのプログラム作成の最初の分岐点である、開発方式の違いについて、お話しします。
一度、知ってしまえば、実際の業務の中では、ほとんど気にしない内容なので、気楽に読んで頂けるとHappyです。
GASの開発環境の違い
開発環境については、ほとんど気にしなくて良いGASですが、大きく2種類の開発の方式があります。
GASの開発環境の違い
・スタンドアロンスクリプト
・コンテナバインドスクリプト
作りたいGASによって使い分ける必要がありますが、私の経験では、その多くが「コンテナバインドスクリプト」です。(体感で、98%ぐらい)
簡単に、その違いをご紹介します。
★スタンドアロンスクリプト
スタンドアロンスクリプトはと、直訳すると、孤立した台本。
つまり、他のファイルと連携していないスクリプトのことです。
スタンドアロンスクリプトを作成する際は、Googleドライブから新規作成します。
★コンテナバインドスクリプト
コンテナバインドスクリプトとは、直訳すると、コンテナに結びつけられた台本。
コンテナとはGoogleファイルを指し、コンテナバインドスクリプトとは、スプレッドシートやドキュメント、フォーム、スライドなどの様々なサービスと紐づいたスクリプトのことです。
コンテナバインドスクリプトを作成する際には、スプレッドシートやドキュメントなど、紐づけたいファイルの拡張機能から Apps Script を選択して作成します。
スタンドアロンとコンテナバインドの違い
★スタンドアロンスクリプトの特徴
他のサービスと連携していないため、GAS単独で作成できる。
作成したGASはGoogleドライブで管理できる。スプレッドシートなどのサービスと連携する場合には、IDやURLを取得して開く必要があり、ひと手間かかる。
連携しているサービス(スプレッドシート、ドキュメントなど)の利用者からはスクリプトが見えないようになっている
★コンテナバインドスクリプトの特徴
連携しているコンテンツの情報と結びつけやすい。
トリガー設定など、各コンテンツに独自の設定ができる。
スプレッドシートの場合、カスタム関数を用いて、自作の関数が使える。
まとめ
今回は、GASの基本的な開発環境である、スタンドアロンスクリプトとコンテナバインドスクリプトについて紹介しました。
それぞれ特徴はありますが、GASをはじめたばかりという方は、「まずはコンテナバインド」と思っていただければ良いかと思います。
最後まで、読んで頂いてありがとうございました。