【生成AI×GAS】for文とは
オレンジピーチのトシです。
今回は、「for文」(forループ)について説明したいと思います。
GAS(Google Apps Script)だけでなく、プログラミング全般において非常に重要な考え方になります。
生成AIを用いてGASを作成する場合でも、For文が理解できると、活用の幅がグッと広がります。
書き方に約束事が多いため、戸惑う人もいると思いますが、細かなルールは生成AIがサポートしてくれますので、人間は大きく概念を理解するように読み進めてください。
for文(forループ)とは
for文は、特定の回数だけ繰り返し処理を行うためのループ構文です。
GASで繰り返し処理を行うための基本的な構文です。
for文の解説
基本的なfor文の構文
初期化式: ループカウンタ変数(例: i)の初期値を設定します。通常、ループの開始時に一度だけ実行されます。
条件式: ループを継続するかどうかを判定する条件を記述します。条件がtrueの間、ループは繰り返されます。
更新式: ループカウンタ変数の値を更新します。通常、ループの各繰り返し後に実行されます。
繰り返し実行する処理: インデント(字下げ)されたブロック内に記述します。この処理が、条件式がtrueである間、繰り返し実行されます。
例: 数字を1から5まで表示する
for文を用いて、1から5までの数字を順に表示するGASの例です。
この例では、iが1から始まり、5以下である限りループが繰り返されます。各繰り返しでiの値がログに出力され、その後iの値が1ずつ増加します。
例の解説
1.初期化式
ループが始まる前に、一度だけ実行される部分です。この例では、変数iを1に初期化しています。
2.条件式
ループが続く条件を指定します。この条件に当てはまる(trueである)限り、ループは繰り返されます。この例では、iが5以下である限りループが続きます。
3.更新式
各ループの最後に実行される部分です。この例では、iを1ずつ増やしています。
4.繰り返し実行する処理(ループの本体)
ループが繰り返されるたびに実行される部分です。
この部分に、実行したい内容を記載します。
この例では、iの値をコンソールにログとして表示しています。
実際の動かしてみた
例のfor文をGASにして、動かしてみました。
動作の内容は次の通りです。
これだけの動きが、たった1文のfor文で表現できる訳です。
まとめ
今回は、「for文」(forループ)について事例をあげて説明を行いました。
このように、for文を使うことで、特定の回数だけ繰り返し処理を行うことができます。
同じ作業を、何度でも、正確に繰り返すことが出来るfor文は、様々な場面で利用可能です。
for文を概念が理解出来れば、生成AIに対して、「〇〇はfor文を使って繰り返して」といった指示を出すこともできるようになります。
今回は以上です。この記事を読んで頂いた人のGASへの理解が少しでも深まっていればHappyです!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
記事の内容が参考になった方は、「スキ」して頂けると励みになります。