先日の帰宅時の出来事
帰りの混雑した通勤電車内
ラッキーなことに目の前の座席が空いた
早速、座ってホッと一息
人が座った後は、座席が温まっていて
寒い日は快適だなぁ
湿り具合も調度良く…
ん?
濡れてる
しまった!
前に座っていたおじいちゃんかぁ
なんで座る前に気づかなかったんだ〜
この液体が何なのか、人肌の温度から容易に想像つく
この席から脱出せねば…と思ったが
ここで立ち上がったら
隣に座っている子供が何を言ってくるか…
想像するだけでゾッとする
今日に限ってグレーのズボン履いてるし
これじゃ濡れてるところが目立つこと間違いなしだ
早く家でシャワーを浴びたい
なんとかしてくれ〜
しかし、問題は降りる時だ
いったい、どうすりゃいいんだ
でも、よくよく考えると私は被害者で
漏らしたのはおじいちゃんだし
それをアピールすればいいだけだ
降りる時のセリフを頭の中でシミュレーションしながら
座席から少し腰を浮かせ、前屈みの状態で
耐えること20分
濡れたお尻が冷え切った頃に
ようやく最寄りの駅に到着
私は立ち上がり周りの人に伝える
「このシート濡れてますから、座らないほうがいいですよ」
シミュレーションしていたおかげで
さりげなく無実をアピール…
「・・・・」
しまった!
これじゃ自分で濡らしたと思われるか?
遅かった…
子供が叫ぶ
「この人、オシッコ漏らしてる!きったね〜」
社会人として、人間として、
終わった…