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”Hotel du Cap Eden Roc”(2)超高級ホテルに★1をつける人々とは

2024年9月15日からの3泊しようとすると、1泊あたり100万の金額だったホテル”Hotel du Cap Eden Roc”(南仏、Antibesだが、レビューで★1をつける人の存在が気になった。夏季でも1泊もう少し抑えて宿泊することは人数や日程によっては可能かもしれないのでいくらで宿泊したのかは不明なのだが。

ただ口コミを読むのが好きだという、ただそれだけの理由で宿泊者の口コミを確認してみた。

大変興味深かった。
基本★5つのレビューにあふれている。

ただなぜ低い★のレビューを書く人がいるのか興味があったので、低レビューから順に読んでみた。お客側とホテル側の齟齬が見えてくる。★1をつけてる人が書いたレビューを見ると、入口で門前払いをされた人、そして人種差別だと感じた人等の記載を複数見つけることができたのでこの2つにしぼり記載していこう。

googleの口コミから

●入口で門前払いに合う人たち
入れなかった人たちに向けた文章がManaging Directorの署名でなぜだったのかが返信されている。

~our property and its restaurants is only possible with a confirmed room reservation or table booking.

このホテルの敷地内に入るには宿泊もしくはレストランの予約が必須。日本の高級ホテルだと、誰にでも入口が解放されているホテルもかなりある。このホテルは様々なスペシャルゲストのプライバシーを守るために宿泊もしくはレストラン予約してないゲストに対しては厳しい対応をしている様子。数年さかのぼって回答を見ると、予約の空きがある場合はバーへは案内していた時期もあったようだがハイシーズンはほぼ満席だと。現在は予約がないと入れない様子。
この事前情報を知らなかった人達が、門前払いを理由に複数★1をつけていた。
~~これが文章から読み取れる表面上の理由だが本当のところのホテル側、ゲスト側それぞれの事情についてはまだいろいろあるのかもしれない。



●人種差別について
★人の感じ方が千差万別なのと、コメントが真実に基づくかどうか不明なので引用は避けるが火のないところに煙は立たないので、いくつかは真実なのだろうと推測される、、があくまで推測レベルだ。


複数のコメントである種の【差別】ではないかと感じた。と記載がある。あくまで現場に居合わせたわけではないので文章から感じ取るしかない、口コミの文章もまた真実かどうかは書いた本人にしかわからない。レストランでの席の場所、ホテル内でのいわゆるスーパースペシャルゲストと自分の扱いの差について言及しているものもあった。


★5つレビュー者の中に人種的な差別を全く感じなかったと記載した人もいた。
写真付きだったのでどんな方なのか見てみるとそれはそれは素敵なカップルだった。有色人種だからかこれまで世界の5つ星ホテルでは満足のいく扱いをされてこなかったというコメントがあり、いろいろ考えさせられた。


レビューでそのほか気になった点

■長年の付き合いのあるお客の好みを把握して対応している。
以下のようにはっきりと記載があった。

以下ホテル側からの回答文より
~Please know that most of our resident clients are coming since decades. As you can imagine they have their habits and table preferences in our restaurants that we always try to accommodate.
This being said, we do our utmost to satisfy at the same time our esteemed non-resident guests when visiting our restaurants.

【google 翻訳まま】
私たちの常駐顧客のほとんどは数十年前から来ていることを知ってください。ご想像のとおり、レストランでは彼らの習慣やテーブルの好みがあり、私たちは常にそれらに対応するよう努めています。

そうは言っても、私たちはレストランを訪れた際に、大切な非居住者のお客様にも満足していただけるよう最善を尽くしています。

どんなビジネスでも未来につながる既存顧客を大切に扱うのは商売の基本だ。
residentってことは居住するように宿泊しているという意味なのか正確なところがわからなかったが、それ以外の顧客にもできる限り対応しようとしている姿勢が伺える。

以上から
…仮に宿泊したときの想像しうるデメリットとしては
差別と感じる出来事に出会うかもしれず、新規顧客として足を踏み入れる場合は、特に人が足りてなかったり忙しそうにしている場合は、過度な期待をせず、片目をつむって過ごす必要があるということだ。

それでもなお一度足を踏み入れてみたいと思うのがこのホテル。
いったい何がそんなに魅力的なのか。

それではまた明日。