友だちと片道ファーストクラス旅行LHR→HND
拝借したお写真はタイ航空のFのよう。
10年程前、日系のFを利用した記憶を頼りに書いている。
機材トラブルで翌日便へ
ロンドンからのファーストクラス帰国便にトラブルがあり、1日ホテルで足止めだった話は以前書いた通り。
足止めの空港近くのホテル renaissance-london-heathrowで夕食、翌日の朝食を。マリオット系列。
再ラウンジ、そして搭乗
またファーストラウンジへ。片道だけファーストの予定だったが、ラウンジに2日続けて2回も入ってしまった。
飽きずにアラカルトでバーガー系など食べたような気がする。
搭乗時間になり、ファーストクラスや、各種ステータスのある人から順に機内に乗り込み、その時は機内で、お茶と美味しい梅干しをいただいた。妙に落ち着いたのを覚えている。
日系と海外系飛行機
その時は、日系の飛行機だった。現在のシートや機材が気になり、調べてみた。
海外のフラッグシップを利用する際は日本に着くまでがその国にいるようで、サービスも機内食も、どの国の飛行機もその国らしさが溢れていて、毎度楽しい。
帰国便で、日本の飛行機に搭乗すると、その瞬間から外国でのあらゆる緊張から解放される。ああ、もうすぐ日本だと。
普段は全く意識しないのに、こんな時に一番感じる。「自分の国」の飛行機に乗ってるのだと。
いわゆるワールドスタンダードなサービスからいくと、多少過剰だと評価されがちなサービスも、全力で受け止める、いや味わい尽くすのだ
ゆったり、かしこまらない機内
パジャマ(リラクシングウエア)に着替えを促されるので、順番が来ると着替えの案内をしてもらえる。
着替えのできる個室へ案内され、着替えて戻ってくる。
自宅でくつろいでいるみたいな気分。
このあたりでCAさんからパーソナルな挨拶を受ける。
今回は無事に飛ぶと良いですねなどと話をしながら。
そして乾杯
2人とも今日の休みを合わせる為に何ヵ月も前から仕事の日程を調整し、やっとの思いで実現したファーストクラス。
オーストラリアの初ビジネスクラス
ここから数年後に実現したファーストクラス旅行。
まさかの空の上での、ドン・ペリニヨンの乾杯。
空の上はアルコール控えるようにが、お約束なのだが、2人でドン・ペリとその他のボトルを1本開けた。
座席のコントローラー
座席のコントローラーの操作も楽しい。
ボタンを押すと座席が動く。
隣とのパーティションを下げると、友だちと話をしながら一緒に食事を楽しめる。操作がわからなければCAさんにお任せ。
マッサージの機能もあったはず。フルフラットになるのには本当に感動した。ホテルのようなターンダウンサービスがある。
食事
食事は洋食か和食を選ぶ事ができた。懐石も美味しそうで
洋食の前菜のメニューにあった、キャビアの誘惑に負けてキャビアにしたかもしれない。
当時のメニュー表が自宅に保管してある。
コースの正確な詳細は誰かがどこかで紹介しているだろう。
自分は、懐石コースの食事(ごはん)部分だけを残しておこう。
季節の懐石
~略
枝豆御飯 又は 白御飯
(新潟県南魚沼産コシヒカリを使用し、 機内で炊き立てのご飯をご用意しております。)
これまでどこの国から帰る時でも、帰国便で「和食もどき」が出るだけで
うれしかったのに、魚沼のコシヒカリなんて、感涙ものだったのだ。
お酒に飽きた頃の、ロイヤルブルーティ。
普通のお茶なのけれど、ワインボトルに入りのワイングラスで飲むとサマになるお茶。1本5000円ぐらいの価格帯が沢山ある。お酒を嗜まない方への贈り物として利用したことがある。
受注生産品は一本33万也。さすがにこれのファーストクラスでの提供はないけれども。
到着が近くなると酔いを冷ましながら、カフェインを。
紅茶はマリアージュフレール。銘柄、マルコ・ポーロはいつだって裏切らない。
到着すこし前
窓から陸地が見えてくる。ああ、日本だ。
今なら落ちても、死体は日本の地面の上だと妙な安堵感にとらわれながら、まだほろ酔いである。
行きの海外への到着便だと、こうは行かない。書類の記載から、税関の抜け方、迎えがない場合は、到着後市内までの交通機関のシュミレーション。
到着の数時間前から、我戦闘態勢に入れり。なのだ。
日本の空港に到着した。CAの方が私達だけに向けたメッセージの入った絵葉書をくれた。
数年たつのに頭のどこに、これだけのことが記憶されているんだろう。
到着後
ファーストで支給されるリラクシングウエアはお互い往復分、
つまり2着づつ持ち帰った。
ひとつめ、本来乗るべき便で着替えた分
→機材不良で飛ばず、持ち帰る。
ふたつめ、振替便で着替えた分
→無事に日本まで到着。これも持ち帰る。
コットン100%。
私は自宅に宿泊するゲスト用に時折提供。
友人は自身で帰国後もしばらく毎日利用していた。
そもそもマイレージでの海外旅行に誘ったのは自分だが
海外にあまり興味のなかった友人のほうが
海外旅行や、マイレージプログラムに夢中になってしまった。
たぶん今もどこかを飛び回っている。