見出し画像

”Hotel du Cap Eden Roc”(1) 一泊100万!?ただそれを払ったとしても…

このホテルを知ったきっかけは、とある著名作家の方がここのホテルは素晴らしいと何かで記載していたことがきっかけだった。何十年か前の話。

当時はこのホテルの公式HPか、英語仏語のページしか情報がなく、値段と部屋の調度品を見てため息をついた事を思い出す。

高級ホテルとはいえ、300万円くらいあれば数泊できるのでは?と思い、さて最低3泊4日の値段を仮に2024年9月15日から18日に大人2名で宿泊で検索してみた。

6,200ユーロ/night  とある。ってことは三泊で18,600ユーロ
さて日本円に直すと1ユーロ161円だから2,994,600円およそ300万なのでほぼほぼ予想通りだった…いや、少し上振れしてもいいように見積もったのだが
全然上振れせず

要は1泊100万。

で、問題は100万出して1泊1万円台のホテルの100倍のサービスが受けられるかというと普通の庶民にはそうでもないのがこのクラスのホテルなのではないか。

ゲストもホテルスタッフから容赦なく品定めされるので、超ラグジュアリーホテルの各旅行サイトで低レビューをつける人にはホテル側の手落ちもあるだろうが、自身の手落ちもあるのではないかとさえ思う。自身の手落ちというのは当日のふるまいという表面的なものでなく、生まれ落ちた時からの人生そのものを問われるホテルとでもいおうか。多少の努力ではどうしようもないではないかと。

生まれ落ちた時に、銀のスプーンをどこかに落としてきてしまった人は
世界的に有名なスーパースター、、歌手やスポーツでの有名人、各国財界政界の要人、、に自分がなれば、
そこまでのし上がった人にはこのクラスのホテルがふさわしいのではないかと個人的に思う。

ヨーロッパ系のホテルではアジア人というだけで良くも悪くも「スペシャル」な扱いを受ける事が度々起こりうる。

英仏が完全にほぼネイティブで話せて、背も高くて見た目もよい、くらいでないと名もない庶民はこのクラスのホテルで普通に過ごすの難しいのではないか…と思っていたのだが、どうやら日本語のラグジュアリーな旅行を扱うサイトやJTBなどにも記載があるので

https://www.jtb.co.jp/ovs_htl/detail/search_detail/64258/


確かに一泊100万くらいなら需要はそこそこありそうなので
そうだなあ、ビジネスの現役を退いた記念旅行的に、、上品な老夫婦などがひと夏、暮らすように利用していたら、素敵だなと。


ホテル側が来てほしい宿泊客のイメージを勝手に想像してみる。

毎年夏はこのホテルですごすから、気心のしれたホテルのスタッフはフレンドリーで、前に(創業者の)じいちゃんと来た時プールで転んで大変だったよね。。みたいな話を父から事業を受け継いだ孫が長年勤めてるスタッフと家族のように会話する、、みたいな光景が目に浮かぶ。

この金額を旅行に使える人というのは相当スペシャルな方が多いと思うので色々なお客様がいらっしゃるのは容易に想像がつくのだけれど、あえて言及は避けてみる。

あの海と建物はそうした人の人生の全てを飲み込む余裕があると思う。
そうでないとこんなに長年続かないだろう。創立100年は超えていたはず。


なんとなく子連れだといくらなのか。 気になったので調べてみた。

7歳、5歳の子どもを2人つれていく 家族4人での旅行だとどうなるか
先ほどの3泊4日の日程だとプール付きのヴィラのようなところになり
29,000ユーロ/night  なので3泊すると8万7千ユーロ、日本円で
14,007,000円(1ユーロ161円で計算)1400万円ほど。

つまり1泊460万円ほどに跳ね上がる。

子を持つってなんて贅沢な事…と遠い異国のホテルの値段をただ検索しただけでしみじみと感じた。

”Hotel du Cap Eden Roc”今度は泊まった人のレビューを参照し、実際どうだったのか確認しようか。

また明日。