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入国審査でのトラブル

自分の国の総理大臣の名前がいえなくて、泣きそうになりながらイミグレを通過した情けない思い出を1つ。

欧州のとある国へ入国する際に乗り継ぎ便でやっと最終目的地の空港に到着後の入国審査、イミグレーションにて。

入国時は入国カードへ滞在先を記載する必要があり、その時は当時友人宅へ滞在予定だったのだが、そこの住所が具体的にわからなかった。というか乗り継ぎ、経由便でドタバタしてるうちに住所を書いたメモを失くしてしまった、、
などと、事態を複雑にするのでよせばいいのに、この時はイミグレーションで、正直に話してしまった。

あげくのはてに、観光で来たのに、ふとしたことから、仕事の話を出してしまい、怪しい人認定に拍車がかかった。

まずい、これは別室に呼ばれ拘束が長引くパターンか?

団体旅行で入国する際はまず呼び止められることのない入国時の手続きだが、個人旅行だと呼び止められて色々根掘り葉掘り聞かれることがある。

運が悪いと引き止められ、別室で話を・・という例のパターンである。大変な目にあった話を時々ネット上でも目にすることがある。

何が一番困るというかというと、足止めになるとその後の予定に影響があることだ。そのため事前に色々準備してる事が多いのだけども。

この時は時差と乗り継ぎ便の遅れ、様々なトラブルなどでぐったりしていて、気持ちがとにかく落ち込んでいた。

英語を話す気力もなくなりそうな時に、何故か聞かれたこの質問

そういえば日本の総理大臣って誰だったっけ?

雑談なのか?
日本人かどうかを試しているのか?
これに答えられないと入国できないのか?

などと後ろ向きな気持ちで、色々考えてしまい結局この時私は答えられなかった。

いい大人なら疲れていてもさすがに答えられる質問・・のはずだが

どうしても答えが出てこなかった。

時差がつらい、そして、乗り継ぎトラブルで疲労がひどい、頭が働いていない、最近政権がよく変わって、就任したばかりだから、、など言い訳をとにかく並べてみたところ、

諦めたような顔をして、じゃあもう行っていいよといわれて別室送りは免れ無事入国できた。

イミグレーションは準備してあっても毎回緊張しがちで、とある滞在については、入国の説明が複雑になるのがわかっていたので、事前にそのための想定問答を作ったりした。懐かしい。


チャップリンのライムライトでの有名な言葉を思い出した。個人的にとても気に入っているものだ。

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人生は恐れなければ、とても素晴らしいもの。人生に必要なのは、勇気と想像力、そしてちょっとばかりのお金だ。

Life be wonderful if you’re not afraid of it. All it takes is courage, imagination… and a little dough.
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自由に世界で遊ぶには、少しのお金の他に入国準備も必要なのだ。

今後団体旅行でなく、カスタマイズして自由に世界で遊ぶ予定の方々は心してかかるべし。