中途障害

後輩にパラアスリートがいる。
彼は十代の頃目の病気になり、視覚障害者となった。
つまり、生まれつき視覚障害だったわけではない、中途障害者。
パラリンピックでは水泳でメダルを取っていた。
そしてすごく前向きでアクティブ。

私も中途障害者だ。
一応定型発達、でも虐待により潰され精神障害者となり果てた。
精神障害といっても、実は「脳」の障害なのだ。
脳は司令塔。
だから気分が落ち込むとかだけではなく、かなり激しい身体症状も出る。

私と後輩を比べてみると、後輩の脳は健康だから前向きになれるし
視覚に障害があるだけで脳は健康、だからとっても前向き。
私の場合、身体症状もあるし、気分障害もあるし、もうどうもならない。
いつか長崎だったかな？の精神科医が
「精神科というより、脳内科と言ったほうがいいと思う」と言われていた。
（脳外と区別するためにかな？）
脳内のセロトニンやらなんやらの分泌がおかしくなってなっちゃう病気だから。精神疾患は。
そして落ち込むだけじゃなくてけっこう身体症状もツライ。
さすが司令塔の脳がやられてるだけある。。

私は「心の病気」という言葉が嫌いだ。
心が病気になっちゃった人は殺人犯とかそういう人なんじゃなかろうか。
あくまで精神疾患は、脳の影響でなってしまうもので
心は関係ない。

某SNSで中途障害（視覚）の後輩をフォローしているけれど
あー、全然違うなと思う。
小さい時は見えていて、途中で見えなくなる病気になってしまった
というところは、定型発達で産まれて虐待で潰されようとも
頑張った私と似ている。
私は産まれた時は定型発達で脳も正常だったから。

とはいえ、後輩である。
色々なことに挑戦しているのを見てこっそり応援している。