小室直樹の考察〜其の参〜
京都大学卒業後、小室直樹は大阪大学大学院に進学。
後にアメリカへ留学する。
ただし、その経緯は破天荒😵
小室直樹は留学したくて留学したワケではないようだ😳
担当教官に
「経済学における重要な発見は《ヒックス》《サミュエルソン》がしてしまっている、もう大きな事はできない」
と、告げたところ大激怒😤
「アメリカに行って頭を冷やしてこい!!」
なかば無理矢理アメリカへの留学の切符を掴んだ🎫😅
アメリカでの生活は驚きの連続だったようだ。
食生活は豊かで、日々の食事に困る事が無かった(※カバー画のような食事だったかは分からない☹️)
ここで小室直樹は興味の趣(おもむ)くままに学んだ。
MIT(マサチューセッツ工科大学)で理論経済学《サミュエルソン》《ソロー》から学ぶ(共にノーベル経済学賞・受賞)
ハーバード大学大学院では理論経済学だけでなく心理学、社会心理学、理論社会学。
ミシガン大学大学院で計量経済学、社会学、政治学。
心理学の《バラス・スキナー》社会心理学の《ジョージ・ホマンズ》計量経済学の(ダニエル・スーツ》著名な学者が次々に挙がる😧
これほど恵まれた環境で学べて、小室直樹は幸せな毎日を送っていた☺️
と……思ったらなんと自殺未遂!!
なんでそんな事になったのか!?
キッカケは理論経済学の博士号の取得に失敗したため😢
失敗の仕方も酷く、試験官が小室直樹を嫌ったためらしい……。
個性の強さ仇(あだ)となる。
日本ならいざ知らず、アメリカで受けたこの仕打ちは、とてもショックだったことだろう
その後は再試験をすることはなく、留学を終え、帰路に着く🇯🇵
大阪大学大学院へ戻った。
留学中、小室直樹は《サミュエルソン》博士に重大な事を話している。
それは《社会科学一般理論の構築、統合する》と、言うもの🤔
遅れた社会学・政治学を、進んだ経済学・心理学の理論を応用して発展させる。
これはサミュエルソンが遅れた経済学を、進んだ物理学の理論を応用した事によって発展させた事が、元となっている。
学問のコラボレーション✨😉
小室直樹にとって、これは一生涯のテーマとなった。
後に執筆する著書の多くは、一つの学問に留まっていない。
経済学を通して、数学、宗教、心理などの相互作用が大きな流れてを生んでいる。
簡単に言えば、近代化の条件には
《労働=信仰》働く事がステータスとする理論の構築が不可欠だ。
また、このコラボは学問だけに留まらない。
日本の社会はコラボレーションによって発展して来た。
次回はそれらについて述べる(ようやく調子が出て来たかな😄)