家庭不和で育った子供は
大人になってからが本番。
子供のころに受けた影響が成長した後に現れてくる。
子供のころの苦しい経験は徐々に表面化して、普通なら出来ることが出来なくなる。
そんな時世間様は、「成人したら親は関係ない」「親も大変だったんだよ」となる。
私が絶縁するために支援措置を受けた際、警察の人は、「それでも世界でたった1人の母親だからね」と言った。
支援措置を受けるためには
具体的にどんな虐待や被害を受けたか説明しなければいけない。
言葉にするのも、思い出すのも苦しくて死にたくなることを
私は泣きながら必死で伝えた。
そして返ってきたのはその言葉だった。
私は、親の次に過去に出会った無神経な言葉を言い放った人間たちを許さない。
子供を大事にしない親に、子供から大事にされる資格はあるのか。
愛してくれない人間を、愛す必要はあるのか。
考えてほしい。
親なら尚更、許されない筈だ。
暴力、ネグレクト、支配
もし目の前で、虐待が起きていたらあなた方は一体どうするんだろう。
それでも虐待する親の肩をもつのか。
生き延びた子供の方が悪いのか。
私はそんなことを、心の底でずっと抱えて生きてきた。
世間の一般常識は時に人の心を殺すことができる。
犯罪が起こるのは何故か。
私は、もし1人でも理解者がいればこの事件は起きなかったのではないかと思うことがある。
どうすれば、世の中が明るくなるのか。
何が原因でそうなったのか。
今の世の中には、見る視点を変える必要があると思う。