牧 秀樹

長年、高校で多くの若者を育て、主任として多くの教員の成長にも関わった経験から、若者・教…

牧 秀樹

長年、高校で多くの若者を育て、主任として多くの教員の成長にも関わった経験から、若者・教員を育てる具体的な実践集をご紹介。また、娘を持つ父親に参考になるエピソードもお伝えします。学校はブラックな職場ではない!公務員をやめて自営した経験なども含め、全国どこへでもお話に伺います!

最近の記事

18才の皆さんへ!

高校に勤務していた時、3年生の最後の授業時に伝えていたこと・・。 【人生編―充実した生活を送るために】 1「夢」ではなく、具体的な期限付きの「目標」を設定しよう。○○までに     △△!「目標」は、突然思いつく時もある。 2 人生に「目標」が持てない人は、「目標」を見つけるために生きればいい。「目標」を見つけるためにも学問に励もう。 3 世の中には、おいしい話・うまい話・都合のいい話など存在しない。まずは疑ってかかれ。 4 相手よりも先に、大きな声であいさつをしよう。そ

    • ひとこと日記の活用法!

      高校は、義務教育とは違い、担任を持ってもいつもクラスの生徒と一緒とは限らない。教える教科科目によっては 担任なのに授業を持たない生徒がいることもある。担任としてはクラスの生徒全員のことを常に把握しておきたいのだが、なかなかうまくいかない。 そんな場合に効果があるのが「ひとこと日記」だ。担任とクラス生徒との交換日記といえようか。特に1,2年生を受け持った時に、威力を発揮する。文字数を限定するわけではないが、毎日、生徒にひとこと気持ちを吐露してもらい、担任として心情を把握してお

      • 娘に、父親らしくしてはいけない・・・。

        現在、30代の2人の娘は、日本人なら誰でも知っている大企業に就職し、仕事にプライベートに人生を謳歌中。 よく娘を持つ父親が、「思春期の娘の対応がよくわからない」との声を聞く。小学生低学年のころまでは、慕ってくれた娘も高学年になってくると父親を異性の大人として接してくる。自我にも目覚め、父親を否定的に見てくるのだ。そんな時に焦って父親ぶることは厳禁、何をしても逆効果。しばらくは距離を置いて、見守りに徹することだ。残念だが、思春期の娘の対応は母親に委ねよう。 では、いつから変

        • 教師に必要なV・S・O・P!

          この話は、教育界のいろんな場面で話題になるが、一方では、もう時代錯誤との見解もある。もう、そんな時代ではないと。 だが、突き詰めると、やはり学校を職場とする人たちには欠かせない。 「そんな時代ではない」といろんな場面で言われるが、そんな簡単に「時代」で片づけられない側面もあるはずだ。時代が違う、と言うと至極ラクチンだ。でも、根拠はあるわけだから、簡単に切り捨てないで、しっかりと吟味したほうがよいと感じる。

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        18才の皆さんへ!

          担任から送る年賀状・暑中見舞い!

           高校でクラスを受け持った時、年賀状や暑中見舞いを生徒に送る発想は、まずないだろう。受け取った方も、なんで?と感じるはずだ。でも、両方とも長期休業中の季節催事であることに注目し、タイミングを利用して、したためていた。  まず、どの学年でも両方送るわけではない。3年生の担任をしている時は年賀状、1,2年生の担任をしている時は暑中見舞いを送る。  まず、3年生に向けての年賀状。タイミングとして、すでに進路が決まったもの、これから受験に臨むもの、さまざまな状況の生徒がいる。進路

          担任から送る年賀状・暑中見舞い!

          【番外編】中国地方一周ひとり旅!

              定年退職のタイミングで「中国地方一周ドライブひとり旅」を敢行。総走行距離1550キロ。たったひとり3泊4日の強行軍。ご参考までに。 1日目ー自宅のある愛知県から鳥取へー  朝7時、愛妻に見送られて自宅を出発、わくわく感にこころが躍る。この4日間、誰に気を使うことなく過ごせるのだ。コンビニでホットコーヒー、サンドイッチを購入し朝食。道中、あまり動くことはないので食事は控えめにハムサンドだけ、ただしコーヒーはLサイズで。  高速道路に進入し長旅の始まり。名神から北陸

          【番外編】中国地方一周ひとり旅!

          新年度、雑巾は集めずに・・・。

          4月、学校ではよく雑巾の提出を求める。1年間、教室などで使用する雑巾を生徒に持ってこさせるのだが、近年、ホームセンターで販売している極めて薄い雑巾を購入し、子供に持たせる家庭が多い。そもそも、家庭に要求していいものなのか、これのどこに教育的効果があるというのか。 きっかけは、1年生の担任で、4月当初に2時限連続のLT(学級活動)が行われた時のこと。2,3年生は離任式のため、体育館に集められている。賛否両論だが、異動した教員の最後の話を新入生に聞かせても、という発想で1年生は

          新年度、雑巾は集めずに・・・。

          高校入学式の日に、ぜひ!

          さあ、晴れて高校生になる15才。みんなが期待と不安に高揚している入学式。それは何も新入生と保護者だけではない。1年生の担任として年度を始める教員にとっても、特別な一日だ。 その入学式当日に行わなければならないことを挙げておきたい。 入学式で担任を紹介され、担任が生徒を先導してHR(教室)に入る。もちろん、新入生に対しては、自己紹介・指導方針など最低限のことを声高らかに伝える。ただ、何よりも大切なのは、保護者に対しての担任メッセージだ。 考えてほしい、保護者が全員揃うのは

          高校入学式の日に、ぜひ!

          育てのヒント集―高校の先生のために―

          今、高校生を育てている先生方のために、さまざまな実践を今後、紹介したい。決してブラックではない、人を育てる仕事の醍醐味を味わってほしい。利益追求しない、珠玉の仕事を楽しんでほしい! 以下は、今後投稿する予定のインデックスです。 ◎教員として                           「教員はプレイヤー(生徒)を成長させるプロデューサー」        「教員たるもの感性を磨こう!」「絶えずアイデアを考えよう」    「教員に必要なVSOP」「褒めることと叱ること

          育てのヒント集―高校の先生のために―

          高校3年生の初日に!

          教員として、クラスを受け持つことは、不安はあるが実に楽しい! たとえば、3年生を持った時のエピソード。 4月、1学期の始業式が終わり、教室に戻ったみんなに対して、「3年に進級した祝いと1年間の期待を込めて、スケジュール帳をプレゼントする」と宣言! 小中学生の時は、「連絡帳」なるものがあり、大学生や社会人になると当然のようにスケジュール帳を持つようになるが、高校生は意外に持つことはない。進路に大切な1年であり、提出書類も増えてくるのに、メモできるスケジュール帳がないのはお

          高校3年生の初日に!

          学校は、ブラックな職場ではない!

          よくマスコミで話題になる、「学校はブラックな職場」というフレーズ。 そもそも職場を白黒いう必要があるのか。現に働いている人間が多くいるというのに、外部の何も知らない人たちが勝手にブラックと位置づけ、教員志望者を減らしてしまっている。 よくあるのは、教育委員会などの団体が、教員に対して労働の現状をアンケート調査を行い、そのデータだけを見て、ブラックと決めつける。望んでもいないのに、「働き方改革」が進行する。 確かに、不幸にも過労により命を落とす例もあったが、上場企業の比で

          学校は、ブラックな職場ではない!