心理学から見た、血液型と性格の関係。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
なんちゃって心理カウンセラーは置いといて、
心理学の立場から見たら、血液型と性格の関係はハッキリしています。
そう、もう結論が出ているのです。「血液型と性格は関係がない」ということが…。
けれど、日本人は、未だ血液型占いを信じている人が多いです。
中には、「心理学だ」「科学だ」と思ってらっしゃる人もいます。
「血液型で性格がわかる」と思っている人は、世界を見渡しても日本人ぐらいのものです。よその国で「あなた血液型、何型?」と聞こうものなら、「己は医者か? 何で、そんな変なこと聞くんだよ!」と思われるのがオチです。
私も、人が集まって、血液型の話で盛り上がっている時は、場をしらけさせてもいけないし、横でニコニコして聞いていることが多いだけで、それを否定することはありませんが、血液型で性格がわかるというのは、紛れもなく迷信です。
「どうして血液型占いが日本に流行ったか?」と言うと、諸説あるのですが、「主に4種類だから、覚えやすい、わかりやすい」という点が挙げられるかと思います。
A型は几帳面、
O型はおおざっぱ、
B型はマイペース
AB型はクール、など。
上記が、よく言われるところなのですが、血液型占いではB型が1番不利益を被っていると言われています。この文章をお読みの皆さんの中にも、「B型というだけで、軽いイジメにあった」という人も少なくないかと思います。
ここまで言っても、「いや、そんなことはない。やっぱり血液型と性格は関係がある」とおっしゃる人がいると思うので、言い添えておきますが、
実は、A型は几帳面で、O型はおおざっぱで、B型はマイペースで、AB型はクールというのは、事実としてあります。
「何だ、じゃ血液型占いは、やっぱり当たってるんじゃないか!」と思われるかもしれませんが、いえ、そうじゃないんです。A型の人は、周囲の人から「やっぱりA型の人は几帳面だね」と言われることが多く、O型の人は、周囲の人から「やっぱりO型の人は、おおざっぱだね」と言われることが多く、暗示にかかり、それがセルフイメージとなり、そのように振る舞ってしまうことが多いからなのです。
以前、私の友だちで、A型の奴がいました。几帳面で神経質な性格だったのですが、ある日、大人になってから、A型というのは誤りで、実はO型だったということが判明しました。そうしたら、そいつは、どんどんおおざっぱな人間に変貌していきました。これは事実で、とっても面白い話ですが、まあ血液型占いなんてそんなものです。
「人は、セルフイメージ通りの人になる」という、わかりやすい例かと思います。
血液型占いは、お遊びでするには構いませんが、大真面目にやるものではないし、血液型で、相手にレッテルを貼って、その人を真に理解しようとしないのは、本当に馬鹿らしいことです。
私がやっている性格診断は科学です。数ある占いのような性格診断とは一線を画しています。正に無敵。私は、心理臨床に非常に役立つからこそ使っているわけであって、役に立たないものであれば、とっくの昔に捨てています。
私が性格診断で主に使っているのは、エゴグラム性格診断とキャラ診断アドバイザーが用いているキャラ診断です。エゴグラム性格診断では、広義の性格を診断し、キャラ診断では、生まれつき性格を診断します。興味がある方は、お問い合わせください。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋