【現役大学生による】期待収益率の基本
今回は株式における期待収益率の話をしていきたいと思います。
期待収益率とは
期待収益率とは、「用いた費用に対して、どの程度利益を得ることができるか」ということを表した指標です。
例えば、おもちゃのガチャポンを10回行なったとします。
そうして得た10個おもちゃのうち、何個自分が欲しいおもちゃを得られる可能性があるか。
これをイメージしながら期待収益率について考えると良いと思います。
期待収益率の公式
期待収益率の公式は以下のようになります。
r :「期待収益率」
P0 :「現在の株価」
P1 :「1年後の株価」
D1 :「1年後にもらえる配当」
「P1-P0」とは、「1年間で株価がどの程度変化したか」ということを表しています。
例えば、現在の株価が1000円の株価があり、1年後に1500円に株価が上昇した場合、
P0=1000, P1=1500となり、これを「P1-P0」の式に代入すると、
1500-1000=500となります。
ここから1年間で500円の株価の上昇があったということがわかります。
※もし、株価が下がった場合、P1-P0の答えは答えは負の数となります。
この1年間で上昇した(もしくは下落した)株価と配当を足し合せたものP1-P0+D1、つまり得られる利益が、最初に株を買った時に用いた費用P0に対してどの程度存在するか、これが「期待収益率」です。
※厳密に言うと、期待収益率を計算するときに用いる、P1-P0+D1の値は期待値である必要があります。
期待収益率が意味するもの
期待収益率の値が高いと、それだけ株価が上昇・配当金額が高いということを意味しており、市場の企業への期待値が高い・業績が良いということを理解することができます。
反対に、期待収益率の値が低いと、株価の下落・配当金額が低いと言うことを意味しており、市場の企業への期待値が低い・業績が悪いと言うことを理解することができます。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?