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猫のジャスミン

大学3年生のとき
カナダのトロントに短期留学をしてました。

ホームステイ先には
ホストマザーが愛してやまない猫ちゃんがいて
今日はそのお話をば。

☆☆☆

毛足が長くてしっぽが太く
茶色と黒の模様をした
日本じゃあんまり見ない種類のその猫は

ちょっとふてぶてしい感じのする女の子。

ホストマザーのダイアナは
離婚してお一人で暮らしながら
FPとしてバリバリ働くキャリアウーマンで

仕事から帰ると真っ先に猫を抱き上げ
毎日溺愛しておりました。

ホームステイ初日
ホストマザーに

What is her name?
(なんて名前なの?)

と尋ねると

ジャズマン

と私の耳には聞こえました。

ジャズマン???
女の子なのにマン???

不思議に思いつつ聞き返す勇気もなく
あとでルームメイトのキャサリン
(ベネズエラ人当時34歳)に

あの猫の名前ってなんだっけ?

とコッソリ聞いて

ジャスミン
(Jasmine)

とここでやっと名前を理解しました。


とはいえマザーのダイアナは
ジャスミンをジャスミンと呼ぶことはほとんどなく

パンプキンパイ

とか

スウィーティー

なんてよく言ってました。

膝に乗るジャスミンの頭を撫でながらネコナデ声で

Hi my パンプキンパイ〜〜(ちゅっ💋)みたいな。笑

おそらく
かわい子ちゃん
みたいな意味なのかな〜と思ってるんですが

「かわい子ちゃん 英語」

とか

「猫 英語 スラング」

とかいうワードで検索しても
それっぽいのが全く出てこないんですよね
今も昔も。

知ってる方がいらしたら
是非教えてください。

☆☆☆

それはそうとジャスミン
おトイレがあまり決まったところで出来なくて
(もちろんちゃんと砂のおトイレでする時もあるけど)

気まぐれに色んなところで用を足すもんだから
私たち留学生は少しばかり手を焼いておりました。

ホームステイ初日
先出のルームメイト キャサリンに
自己紹介とよろしくねの挨拶を済ませたあと

この家でのルールって何かある?

と尋ねました。

渡航前に留学ジャーナルか何かで
ステイ先に着いたらまずはコレを要チェック!
みたいな特集を読んで丸暗記したヘタクソな英語で。

すると

nothing.
(何もないよ)

と言ったあとに

あ、そうだ
ひとつだけ

と思い出したように彼女は

部屋を出るときは必ずドアを閉めてね!

って。

なぜなら
ジャスミンが部屋に入ってきて
ベッドの上にプー(poo)しちゃうから!

プー??
プーって何??
(What is poo??)

と尋ねると
彼女はこう説明してくれました。

When you go to the toilet,
you do No.1 or No.2, don't you?

(トイレに行く時、ナンバーワンとナンバーツーをするでしょ?)

No.1 is pee, and No.2 is poo.
(ナンバーワンがピー、ナンバーツーがプー)

要するに
pee(ピー)はオシッコ
poo(プー)はウンチのこと。

一言一句
彼女がこう言ったかどうか定かではありませんが
およそこういう説明で

そもそもオシッコとウンチのことをNo.1 No.2と言うことすら知らなかったのだけど

文脈とシチュエーションから全てを察しました。

(No.1とNo.2は日本語の小と大ぐらいのニュアンスでしょうか?)

peeとpoo。
生きてる限り絶対無縁ではいられないはずのこの単語
学校では一度も習わなかった。

そんなわけで
すの20歳
カナダ留学でいちばん初めに覚えた単語は
poo=ウンチ
だったのです。

☆☆☆

聞いてたとおり
ジャスミンは家じゅう至るところにpooをします。

ルールを徹底した甲斐あって
キャサリンと私の寝室は死守出来たものの

リビングのソファーの上にpooを発見したことが
複数回ありました。

そういう日は
学校から帰って家のドアを開けた瞬間
臭いで分かるんです。

あやべ
pooだ...って。笑

臭いを辿ってpooを捜索
見つけたらヒーヒー言いながらキャサリンと掃除です。
(マザーは仕事で夜までいません)

☆☆☆

猫のジャスミンとpooのお話。

前回来pooのお話が続いておりますが悪しからず。笑

(↑お時間ありましたらコチラの記事もどうぞ♡)

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