古城理都ーKojo Ritoー@夜桜モナカ

現・16歳の女子高校生。主に音楽と小説が好きです。 「プリ小説」や「カクヨム」にて小説…

古城理都ーKojo Ritoー@夜桜モナカ

現・16歳の女子高校生。主に音楽と小説が好きです。 「プリ小説」や「カクヨム」にて小説投稿をしています。ニックネーム「夜桜モナカ」で活動中。 noteでは、自分の好きなことについて書いていこうと思っています。 よろしくお願いします。

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  • 【小説】8月某日の夢

    創作大賞2024参加作品。全13話。 <あらすじ> 高校生になり遠くの街へ引っ越した高坂夏芽は、疎遠になってしまった親友の伊勢田紬貴に自分の思いを伝えられなかったことを今でも後悔していた。 8月も近づき、紬貴との出会いを思い返す夏芽。帰りの電車の中で紬貴の通う高校の文化祭に行こうか迷うも、疲れていた夏芽は結論を出す前に寝てしまった。 聞き覚えのある声に目を覚ました夏芽。 目の前にいたのは、中学生の頃の紬貴だった。 場所は中学校の教室。時間は夕暮れ時。 間違いない、夏芽は紬貴と出会った日に戻っていた。

最近の記事

英語を勉強していて、時々「日本語より喋りやすいかも」と思う時がある。 どの言語も取得は難しいけど、日本語は特に難しい言語らしい。 ずっと上手く喋れないことに悩んでいたけど、「難しい日本語を一生懸命喋ろうとしているんだ」と思ったら、少し前向きになれた。 今日も勉強頑張ろう!!

    • ある日の午前中。 外出した帰りに自習室で勉強していた。 しばらくすると、時間はお昼に差し掛かる。お腹も空いてきたけど、12時までは頑張ろうと思って引き続き勉強した。 気がついた時、時計の針は16時を過ぎていた……。 その日の勉強時間は、6時間20分。よく頑張った!!

      • 【紹介】個人的に夏に思入れのある曲10選!!

        こんにちは。古城理都です。 「つぶやき」に収まらなかったので、「テキスト」で投稿しました! 今回は、個人的に夏に思入れのある10曲を紹介します。 ・ヨルシカ「歩く」 ・ヨルシカ「夕凪、某、花惑い」 ・ヨルシカ「言って」 ↑中学生時代の夏に知った曲です!夏の少し切ない思い出と重ねて、よく歌っていました。 ・ヨルシカ「八月、某、月明かり」 ・どついたれ本舗(ヒプノシスマイク)「笑オオサカ!~What a OSAKA!」 ・白膠木簓(ヒプノシスマイク)「Tragic Trans

        • 夏休み中にやりたいこと10選!!(勉強編) ・課題を終わらせる!!! ・1日4時間以上勉強する ・テスト勉強する ・前回のテスト直しをする ・数学を勉強し直す ・タイピング練習をする ・外国語を少しでも覚える ・英単語を覚える ・昔のテキストを解き直す ・勉強記録を毎日つける

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        • 【小説】8月某日の夢
          13本

        記事

          夏休み中にやりたいこと10選!!(趣味編) ・小説をたくさん書いて、コンテストに応募 ・たくさん本を読む ・動画編集してみる ・作曲してみる ・何か作ってみる ・推し活する ・どこか遊びに行く ・友達に手紙を書く ・運動をする ・好きな歌を外国語verで歌ってみる

          夏休み中にやりたいこと10選!!(趣味編) ・小説をたくさん書いて、コンテストに応募 ・たくさん本を読む ・動画編集してみる ・作曲してみる ・何か作ってみる ・推し活する ・どこか遊びに行く ・友達に手紙を書く ・運動をする ・好きな歌を外国語verで歌ってみる

          【小説】8月某日の夢 第13話

           8月1日。  ザワザワとした雰囲気が、夢で見たあの夏祭りを思い出させた。  紬貴くんが通う高校にきている。今日は、文化祭だ。  歩きなれない校舎の中で、道に迷いながらも、私は『美術部』と書かれた看板を見つけた。 「失礼します」  入ってみると、思った以上に多くの絵が教室に飾られていた。  もはや、教室全体がアート作品だ。  私は、教室全体を見渡した。  グッズ売り場があった。美術部で描かれた絵がグッズになっていて、販売をしているようだった。 『会計』と書かれた札の隣に座

          【小説】8月某日の夢 第13話

          【小説】8月某日の夢 第12話

          「…………すごく辛くてどうしようもなくて、紬貴くんとは友達じゃないって言い返したり、紬貴くんと関わるのやめようかなって、思っちゃった」  紬貴くんに3年前のことを話した。  もちろん、今の時代に合うように少し話を変えたけど、ほとんど事実だ。「紬貴くんと関わるのやめようかなって、思っちゃった」どころか、一度本当に関係を断ってしまっている。 「そんな…………」  紬貴くんが首を横に振った。 「こんなに辛い思いをしていたのに、何も気づかなくて、何もできなくて……本当にすみませんでし

          【小説】8月某日の夢 第12話

          【小説】8月某日の夢 第11話

          「………………はぁ、ようやく帰してくれましたね」 「………………………………夏芽さん?」 「まぁ、俺を驚かせようとした割にはやり過ぎだし、短気なアイツにしては言い過ぎでしたよね。自分から絡んでおいて、正論を言われたり、否定されたりすると、ちょっと荒っぽい言葉で言い返すっていう…………。でも、あの、そういうやつなんで、気にしないでください。俺も昔から困ってて…………」 「………………………………………………………………夏芽さん?」 「………………………………夏芽さん、大

          【小説】8月某日の夢 第11話

          【小説】8月某日の夢 第10話

           あれから、私は  学校にもう一度通い始めた。    かなりのブランクがあって、今は8月末までもうすぐだ。  1ヶ月以上休まなかった分、3年前の自分よりマシ。  正直、不安なことばかりだけど。もう昔の自分に戻りたくないから。  3年前の自分ができなかった「今日1日だけでも行ってみよう」をやることにした。  お母さんには、学校に行きたくないと思っていたことを伝えた。そして、もう一度行こうとしていることを言った。お母さんは笑って『きっと紬貴くんも喜ぶよ。無理はしないで、楽し

          【小説】8月某日の夢 第10話

          【小説】8月某日の夢 第9話

           夏祭りの日は、楽しかった。本当に幸せだった。  少し悲しくなったこともあったけど、いつもよりすぐに立ち直った。きっと、そばに紬貴くんがいてくれたから。  あの後、いろいろな屋台を見て回ったり、お店の中に入って部活で使う画材の調達もした。  最後は、2人で人気の少ない静かな場所に移動。そこで紬貴くんと別れた。夏休み明け頑張ろうね、と話して各々帰路についた。  あの日のことを思い返しながら、私は布団に潜っていた。 「夏芽〜!」  と、部屋の外からお母さんの声がする。 「学校、

          【小説】8月某日の夢 第9話

          【小説】8月某日の夢 第8話

           しばらく人混みに入ったり抜けたりしていると、あっという間に時間が経ってしまった。もう空も真っ暗だ。  そこで近づいてきたのは、第2部の打ち上げ花火だった。 「あのさ、打ち上げ花火、見に行かない?」 「ぜひ見に行きたいです」  第1部の時と同じ場所で花火を上げるらしい。私は、紬貴くんをそこまで連れていった。  3年前はできなかったはずの思い出。こうしてめぐり出会えたことは、まるで奇跡のように思えた。  状況はほとんど同じなのに、どうして結果が変わったんだろう。  3年前、紬

          【小説】8月某日の夢 第8話

          【小説】8月某日の夢 第7話

           わらわらとした人混みをかき分けて歩いた。どこまでが屋台に並ぶ列で、どうすれば大通りを抜けられるのか……まるで分からない、迷宮を彷徨っているみたい。  向こう側には、少しだけ踊り歩いている人たちが見える。  慣れない服装で歩いて、転びそうになった。思わず俯いた時、ヒュ〜……という音と共に、突然頭の上から白い光が注いだ。  見上げると、そこには。  まだ薄暗い夜空に、花が咲いていた。  今日は、夏祭りだ。  懐かしい香りがする。まだ小さい頃に好きになった賑やかな雰囲気。

          【小説】8月某日の夢 第7話

          【小説】8月某日の夢 第6話

           それからは、しばらく似たような日々が続いていた。  紬貴くんと一緒に授業を頑張って受けて、昼休みに一緒に絵を描きに行く。部活で各々の課題をこなして、帰り道を一緒に歩く。  似ていたけど、もちろん全くの同じではない。毎日が楽しいのは変わらない。  ただ夏祭りについては、あれから言及無し。3年前と同じように。  今、紬貴くん以外に誘う友達などいなかった。今年も、1人で屋台や店内を回ることになるはず。  結果が3年前と同じだけど、もう一度誘うことができたから良いか……と、そんな

          【小説】8月某日の夢 第6話

          【小説】8月某日の夢 第5話

           朝日が部屋に差し込んで、目が覚めた。  今日から、また学校だ。 「お〜はよ!」  カラッとして暑いながらも、元気が出る朝だった。  交差点を渡り終わる紬貴くんを見かけてついつい舞い上がってしまった。挨拶と同時に、彼の肩に手をポンっと当てる。彼の首に冷たいタオルが巻かれていることに気づいたのはその時だった。  少し驚いて、紬貴くんは振り向いた。 「ああ、おはようございます」 「相変わらず暑いね〜」  先週とは違う日照り。でも、今も3年前も変わらない。とにかく、暑い。  少し

          【小説】8月某日の夢 第5話

          【小説】8月某日の夢 第4話

          「よっしゃー! 明日は休みだー!!」  教室に入ろうとすると、そんな声が響き渡った。気持ちは分かるけど、学校に着いて第一声にそれ言う? なんて思いながら、私は教室に入った。  まだ朝とはいえ、紬貴くんを見かけていない。いつもなら、私とほぼ同じ時間に登校しているはずなのに。  少し寂しくなった私は自分の机にカバンを置いた後、廊下に出て窓から外を覗き込んだ。広々とした校庭を眺める。  すると、校庭の隅に植えられた木の下で立ち尽くしている紬貴くんを見つけた。  木陰で涼んでいるよう

          【小説】8月某日の夢 第4話

          【小説】8月某日の夢 第3話

           3年前の家で過ごす日々は、どこか懐かしいような、今の生活と違うから慣れないような、そんな感覚があった。  だけど、3年前ではごく普通の当たり前の1日。中学校生活を思い出しながら、私は家での生活を送った。朝食を作るお母さんの姿は、3年前から変わっていないことが確認できた。  家から出てしばらく歩いた。  その間、私は自分が3年前を生きていることについて、あれこれ考えていた。  なぜ急にタイムスリップしたんだろう。  でも、今の私にとって、これは悪い状況じゃなかった。幸せだっ

          【小説】8月某日の夢 第3話