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小学校入学式ーー〝親子分離〟の60分
「パパとおなじふくをきるよ」2023年2月下旬に臨んだ、進学先の小学校における個別面談でのこと。入学後の付き添い登校を許可してもらった際、さらに「入学式の前日に〝予行演習〟を行いましょうか」との提案もいただきました。
※個別面談の様子とそれに至った経緯はこちら ↓
〝予行演習〟という意味は、入学式の準備が整った会場(体育館)を見学し、1日の流れをあらかじめ息子が認識できるようにしてはどうかとの配
変化のきっかけをくれた娘
「パパ、だいすき」と言ってくれることに今回は「第0話」として、娘(第2子)との思い出を書きたいと思います。息子との歩みが印象に残りがちですが、娘の誕生は、僕に父親としての〝変化のきっかけ〟を与えてくれました。
娘が誕生したのは、2019年11月中旬の早朝でした。産気づいた妻を夜中に病院へ送り、息子を預けていた僕の実家に戻って仮眠していたところ、〝予想に反して〟数時間後に生まれてきてくれました。(
努力の先にある場所へーー息子のおかげで書けた記事
いつか、もう一度「君のおかげで」と伝えたい僕が取材を担当し、自身の人生の節目ともなった記事は、2022年8月の聖教新聞に掲載されました。パパ、ママ、小学4年の長男と小学1年の次男(当時)の4人家族の歩みを通して、子育てを考えるルポです。紙面の中で大きな文字で表記する「見出し」は、次のような言葉としました。
・「親と〝学会家族〟で見守る、子どもの成長」(1面のタイトル)
・「日常こそが宝の思い出
創価学会の仲間と息子の交流
「よーし、お兄さんたちとジャンケンしよう」コロナ禍で、2020年春に国の緊急事態宣言が発令される前頃から、創価学会の各地の会館では、会合の自粛がおこなわれました。その後、感染の〝波〟の状況を注視しながら、徐々に会合が再開されました。
2022年の春には対面での会合も増えてきていて、僕は、ほぼ毎回、息子を連れて会合に参加しました。幼稚園への行き渋り・不登園をへて、ちょうど、療育の教室を利用し始めた
僕がメンタルヘルスを崩してーー負担を軽くするのは「生きるため」
幼稚園への行き渋りと不登園をへて、2022年5月から始まった息子の療育。日々一緒に過ごす時間を増やしながら、週1回の療育に付き添う〝パートナー〟として、息子から認めてもらえるようになってきました。
一方で、少し前から、僕自身の体調に変化が出ていました。
息子が幼稚園に入園した2020年。その秋に僕は部署を異動しました。
2007年に入社し、4年半は紙面のレイアウトを担当する部署に、その後の9年間
行政のサポートと息子の「発達の凸凹」
「今の時代は何でも早い」という言葉に息子が幼稚園に行かなくなり、さてどうしようかと考えた時に、職場の産業医の方が「行政にしっかり相談するといいですよ」と教えてくれました。
インターネットで調べて、まず電話したのが「子ども家庭支援センター」です。東京の区市町村にある、育児・子育てに関する悩みを聞いてくれるところなのですが、僕としては息子に関することに加えて、〝妻の心が少しでも軽くなれば〟という思い