ファンはタレントに似る、とは限らない ~吉川晃司@武道館~
東京03のコントライブでは、客層がオシャレな若い人が多いことに感心した。こういう人たちが彼らを支持しているのか……!もちろん、私のような中年やもっとお年を召した方もいらっしゃるのだが、みんなスッとして小綺麗だ。
ファンは推しタレントに似るという。
Kinki Kidsのファンは大人しくてマナーが良いそうだ。きっと彼らもそうなのだろう。
そういえば、さる歌舞伎の名家。そこのご贔屓が私の周りの歌舞伎ファンの間で、”本当に行儀が悪くて、できるだけお付き合いしたくない”と大変評判が悪い。御曹司(当時)の起こした事件を見ると、さもありなんという感じ。
この人はそうだと思いたくないが、昨日の武道館では、人生でこれほど人にぶつかられたり押しのけられ、謝りもされないのは初めて、という目にあった。当たっていく顔をみると普通の中年男女。
弁護しておくと、たぶん体型の変化に自己認識が追い付いていないのだ。自分の車より大きな車種にのると、車幅がわからなくて脇をこすりそうになるのと同じ。
美しい筋肉から目が離せず、ずっと双眼鏡を使っていた。
気づくと私と彼の間にいる大勢の背中は99%丸い。タレント・アーティスト本人がいくら最盛期をキープしていても、ファン側はそうとは限らないのだ。
背筋を鍛えてから寝る。