ドラマ「きのう何食べた?」が私にとって気持ち悪かった理由、そして映画「エゴイスト」について・・・その2

ゲイカップルを描くのに、制作現場では男役、女役という演技プラン?を採用していたらしい、「きのう何食べた?」の出演者やプロデューサーのインタビューを読んでうんざりしているところ、映画「エゴイスト」の鈴木亮平さんのインタビューを読んで感動!

【鈴木亮平】映画『エゴイスト』「演じる相手の色々な面を知って愛していけるタイプ」 | with digital(講談社)

>僕が演じる浩輔のゲイという属性に関して、どれくらいカミングアウトしにくいものなのか、いまの社会的状況などを含め、LGBTQ+全体の基礎的なところから自分なりに勉強を始めていきました。

> 調べれば調べるほど、決まったものはもちろんなくて。性のあり方も本当にグラデーションで、すべてを位置付ける、型にはめることはできないことがわかりました。だからと言って、自分の想像だけで何かを表現したときに、それが当事者にとってどう映るのか、リアルなのか、そして、それが社会に与える影響がネガティブなもの‥‥‥例えば差別や偏見を助長したり、ステレオタイプを助長したりということにならないかということのバランスは可能なかぎり保たなければいけないとも思いました。そこに関しては、監修のLGBTQ+インクルーシブディレクターの方と逐一確認しながら演じていきました。

ドラマ「きのう何食べた?」では、(インタビューを読む限り)全く省みられていなかった、当事者の現実を勉強しようという姿勢に感動しました。

演じる対象について、調べるのって当たり前だとも言えるけど、「きのう何食べた」の関係者たちが、男役、女役とか「あまりリアル過ぎると目を背けられる原因になる」とか言ってるのを読んだ後では、本当に嬉しかった。

そして松永大司監督のインタビューも素晴らしかった。

https://www.pintscope.com/interview/matsunaga-miyata-seigo/

> 今という時代に、主人公がセクシュアルマイノリティーである映画を撮るということには、責任があります。

>当事者が観ても、「嘘がない」と感じてもらえる作品にしたいと思っていました。そのために、脚本を書き進める中でアドバイスをいただいたり、当事者であるゲイの方を紹介していただいて一緒に取材に行ったりと、ミヤタ(LGBTQ+inclusive director)さんに関わっていただく場面がどんどん増えていったんです。

自分の周りのゲイの友人も、なんというか、すごいなー、と思った。

それは今まで、ひどい扱いをされていたから、でもあるんだけど。

というわけで、映画「エゴイスト」の公開への期待はどんどん高まって行くのでした!

つづく


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