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アルファポリスで小説書いてます
★8話目書きました。★
突然、覚醒した青年は異能の力に目覚め、圧倒的パワーで、妖魔をねじ伏せます。
しかし、その妖魔の部下の中にはかつて戦士としてダークネスを討伐していた少女がいてー。
★一部抜粋↓★
人気一つもない不思議な街の広場で、朱色の炎はバチバチ音を立てながら、マコトを包み込んでいた。「ー」
マコトの瞳が急に変わった。ハイライトが消えた様な冷めさ眼をしている。
「おい、マコト?」
森田はわなわな震え上がり、マコトをまじまじと見ていた。
「ー」
マコトの顔つきはすっかり変わって別人のようだった。さっきまでおどおどした感じとは違い、全体的に重厚感があり、鎧武者の様にどっしりとした印象である。
「ん、お前、何か喋れよ。」
森田はぱちぱち瞬きをすると、尻餅をついた。
「ー」
彼の纏う炎は益々強くなる。
「ーお前は!?」
少女に取り憑いた影は震え上がると、影をドリルの様な形態に変貌した。そして強烈な竜巻のような渦を撒き散らし、マコト目掛けて突進する。
「ークロスの部下かー?」
マコトは暗く冷めた声を発した。そして彼は突風の中で右手でドリルの先端を掴むと、そのままねじ伏せた。ドリルを模した影は散り散りになり、炎に包まれ、爆発した。
眼の前には気を失い、倒れている少女の姿がそこにあった。
「おい、マコトー、お前、どうなっちまったんだよ?サイヤ人にでもなったのか?」
「ー」
マコトは森田に目もくれずに遠い目をしている。
「はあー。」
森田は眉をハの字にして、脱力感に襲われていた。
「ー悪い。その子を頼む。」
そう言うと、マコトを炎の渦が飲み込むと、打ち上げ花火の様に炎はに森田の眼前から、一瞬で消えたのだった。
そしてそこには少女を抱き抱えた森田が鯉のように口をぱっくり開け、顔面蒼白で空を眺めている姿があった。
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