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臨死体験で人生で一番大切なものを知る

死ぬ前に後悔すると思ったこと

私は臨死体験をしたことがあります。
あの時、私は32歳。息子はまだ4歳。
幼稚園に通ったばかりだった。

私は息子を育てるため、広告代理店の企画部の仕事を辞めていた。
独身時代から続けている大好きな仕事だった。
壮大なプロジェクトを立ち上げようと、大きな野望も抱いていた。
そのために、半年間睡眠3時間で宅建主任の資格もとった。

だけど、愛する息子は手をかけなければ育てられない子だったから、自分のための全てのことを捨てて、息子のために生きると決めた。

だから、時間に融通のきく保険の外交員の仕事をした。
私の中では、世の中で3番目に嫌いな仕事だった。

広告代理店時代の仲間が言うの。
「どうして、そんな勿体ないことするの?
今までのキャリアを全部捨てるなんて馬鹿だよ!
死ぬ前に絶対に後悔するよ!」

うん、私もそう思ってた。
きっと私は、死ぬ前に後悔するだろうと思っていた。

でも、それでもよかったの。
自分の後悔なんて、息子の成長の前では、ちっぽけなモノだったから。
息子を一人前に育てることが、私の一番の使命だと思っていたから。

母親になったのなら、子を育て上げるのが最大の使命。
それをないがしろにするならば、一生自分を責め続けるだろう。

私には、何故かそれがわかっていた。
今思えば、それは前世から学んだことだった。
私には、子どもを捨てた酷い母親だった前世の記憶がある。
だからね、息子を全身全霊で愛し、息子のためだけに生きた。

自分のやりたい事、自分のための事、すべて捨てた。
ただただ息子の成長を願い、それを自分の喜びとして生きた。

大出血で倒れ病院へ救急搬送


息子が4歳になり、幼稚園へ通い始めた頃、
私は子宮外妊娠の激痛で倒れ、救急車で運ばれた。

夫に息子を預けて一人で救急車に乗ったから、自分がどういう状況だったのかはわからないけど、大量に出血していたらしい。
病院に着いてすぐに意識を失った。

意識を失う前に考えていたこと。

私が死んでしまったら、息子はどうなるんだろう?
夫は、ちゃんと息子を育てられるだろうか。
自分で生活できるだろうか。

いろんな事を心配したけど、翌日の仕事の心配なんかしなかった。
アポイントをとっていたお客様がいたのに、私の意識はそこへいかなかった。
死を前にすると、自分がいなくてはならない優先順位がはっきりと見えてくる。

そして、とっても明るいのにまぶしくはない白い光がやって来た時、心の中に渦巻いていたいろんな心配事が消えて、とてつもない安堵が訪れた。

私は、愛する息子と夫のために、全力を尽くした。
私の人生は32年間だったけど、生きている間は、精一杯生きた。
愛する者を愛し、愛する者のためにやれる事は全部やったから、
私の人生は、とても良い人生だった。そう思って、安堵したの。

死ぬ前に絶対後悔すると思っていた、好きな仕事を辞めてキャリアを捨てたことなんて、微塵も思い出さなかったんだよ。

白い光とひとつになったところまでは記憶があるけど、あとはどうなったのか、まるで覚えていない。
気がついたら病院のベッドの上で、体に管がついた状態だった。
気管に入った管がめちゃくちゃ苦しかった。

臨死体験で学んだこと

この臨死体験で大いに学んだことは、
愛する者を愛し、愛する者のためにやれる事をやれば、死ぬ前に何も後悔しないこと。
仕事の事なんて、微塵も思い出さないこと。

私たちは、人生を楽しむために、この地球に生まれてきた。
でもね、楽しむことよりも大事なのは「愛」だよ。
あなたにしか与えることができない「愛」があるのなら、
その「愛」をちゃんと与えよう。
相手がわかるように「愛」を伝えよう。

子どもやパートナーの為に全てを捧げろと言ってるんじゃないの。
ちゃんと愛を与えて、愛を伝えて欲しい。
ただそれだけのこと。そして、とても大事なこと。

子どもにとって、母の愛は、唯一無二の愛だ。
母親にしか与えることができない愛だよ。
だから、子どもには、ちゃんと愛を与えよう。
愛されているとはっきりわかるように伝えよう。
優しく抱きしめてあげよう。

あなたのパートナーにとっても、あなたの愛は唯一無二の愛だ。
ちゃんと愛を与え、愛を伝えよう。
死ぬ前に、後悔しないように。

「いっぺん死んでみるWS」では、
リアルな臨死体験をしなくても、
人生で一番大切なものを知ることができます。
ぜひぜひ、みつけに来てね!

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