Tunecoreで楽曲が弾かれる理由考察
松任谷はTunecoreを使い始めてもう10年くらい経ちます。
YouTube shorts(以下ショート)を使って楽曲収入を得てからは1年ほどになります。
そんな松任谷が自身の視点でお話しします。
TuneCoreはアーティストにとって重要な音楽配信プラットフォームです。
レコード会社に属していない多くのアーティストがTunecoreを利用して曲を配信しています。
そんな中、Tunecoreを使って不当に利益を得る者たちも出てきました。
例えば
・本人でも無いのに"松田聖子"など著名なアーティスト名で登録をして視聴数を稼ぎ、リスナーを不便にさせる行為。
・環境音など即レコーディングできる素材を大量にリリースして曲数を膨大に増やす行為。(フィールドレコーディング、環境音楽、実験音楽を専門としているアーティストが多大な損害を被る)
などなど、一定の秩序が崩れてきつつあります。
そんな中、さらにショート用の1分程度のBGMが大量にリリースされたら?
カオスになること間違いなしですよね。
しかもAIだと1分もかからず完成してしまいますから、より楽曲が氾濫してカオスな状況になることが容易に想像できます。
リスナーが楽曲を検索しにくくなるばかりではなく、Tunecore側の著作権(原盤権)の管理や、AIの利用により楽曲の権利問題が頻繁に発生するなど、コストが爆上がりして大変なことになります。
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これらの流れからTunecoreの楽曲申請の規制が強くなっているのではと松任谷は思います。
以下審査が通らないであろう考えられる理由をAIがまとめてくれましたので、松任谷がコメントしていきます。
1. 著作権侵害の疑い
a) サンプリングの不適切な使用
問題点:他のアーティストの楽曲から無許可でサンプリングを行うこと
対策:
使用するサンプルの権利をクリアする
ロイヤリティフリーのサンプルを使用する
オリジナルの音源を作成する
松任谷見解)サンプリング問題に関してはsplice音源の使用が考えられます。他にもサンプル音源の使用は登録時に引っかかることもあります。
b) カバー曲の無許可アップロード
問題点:原曲の権利者から許可を得ずにカバー曲をアップロードすること
対策:
原曲の権利者から許可を得る
機械的著作権使用料を支払う(米国の場合)
カバー曲専門の配信サービスを利用する
松任谷見解)カバー曲を登録するのは論外ですね笑 好きな曲を引っ張ってきてバックグラウンドで使うのはみんなやってますが。
c) 楽曲や歌詞の類似性
問題点:既存の楽曲と酷似した旋律や歌詞を使用すること
対策:
創作過程で意図せず似てしまった場合は、変更を加える
専門家に楽曲分析を依頼し、類似性を確認する
疑わしい場合は、法的アドバイスを求める
松任谷見解)楽曲の類似問題はグレーゾーンなラインなので、判断する者がダメと言ったらダメになります。あとは法律の場で。
特にAIはそのまんま引っ張ってきてしまうこともあるので危険です。
2. 音質の問題
a) ビットレートとサンプリングレート
要求される最低基準:16ビット/44.1kHz(CD品質)
推奨:24ビット/48kHz以上
対策:適切な機材とソフトウェアを使用し、高品質な録音を行う
松任谷見解)単純にフォーマット違いのデータは登録できないですが、外注して納品してもらう際には以上のフォーマットで書き出してもらうように指定しましょう。mp3で納品してくる人もいたのでwav納品の旨は書いておきましょう。
b) 音圧のバランス
問題点:過度な音圧処理(ラウドネス・ウォー)や、逆に音圧が低すぎる場合
対策:
プロフェッショナルなマスタリングを行う
LUFS(Loudness Unit Full Scale)を適切な範囲に調整する(通常-14 LUFS程度)
松任谷見解)音圧で審査落ちすることはないです。過度というのはノイズまみれかほぼ無音かといった状況でしょう。
関係ないですが、ゆずのマスカットという音圧上最悪(?)と悪名高い曲もあります。
3. メタデータの不備
a) 必須情報の欠落
問題点:アーティスト名、曲名、アルバム名などの基本情報が不完全
対策:すべての必須フィールドを正確に記入する
松任谷見解)必要情報は書きましょう。当たり前のことですね。AIはまだまだ無能なようです。
b) 特殊文字や絵文字の使用
問題点:システムが認識できない文字や絵文字を使用すること
対策:
標準的な文字セットを使用する
アーティスト名や曲名に絵文字を使用しない
松任谷見解)絵文字を使用したくなる夜もありますよね。
c) 言語設定の誤り
問題点:楽曲の実際の言語と設定が一致しない
対策:
正確な言語コードを選択する
複数言語が含まれる場合は適切に表記する
松任谷見解)逆にどうやって言語コードを変えるのでしょうか。一般的にはISO639という言語コードが使われているそうです。勉強になりました。
4. 不適切なコンテンツ
a) 露骨な性的表現
問題点:過度に露骨な性的描写や表現
対策:
芸術的表現と露骨な表現のバランスを取る
必要に応じて「Explicit」タグを付ける
松任谷見解)とりあえずエロ系は避けた方が無難です。
b) 違法行為の助長
問題点:違法薬物の使用や犯罪行為を肯定的に描写すること
対策:
社会的影響を考慮したコンテンツ作成
文脈や芸術的意図を明確にする
松任谷見解)違法行為も避けた方が無難です。なぜラッパーは違法行為を公に披露して捕まるのか。文化の醸成を感じます。
c) ヘイトスピーチや差別的内容
問題点:特定の集団や個人に対する差別的表現
対策:
多様性と包括性を意識した表現を心がける
必要に応じて専門家のアドバイスを受ける
松任谷見解)日本にいるとヘイトスピーチの意味が分かりにくいかもしれませんが、国際的には最も気にしなくてはいけないことの一つです。気をつけましょう。
というか、Tunecore関係なくなってきてますね。。。
5. アートワークの問題
a) 著作権で保護された画像の使用
問題点:他者の著作物を無断で使用すること
対策:
オリジナルのアートワークを作成する
ライセンスフリーの画像を使用する
必要な権利をクリアする
松任谷見解)適当にネットから画像を拾ってくると、透かしとか入ってる場合もあるので注意しましょう。後で権利関係で損害賠償を請求されたら困ります。
b) 画像の品質
要求される最低基準:3000x3000ピクセル、RGB色空間、JPEGまたはPNG形式
対策:
プロのデザイナーに依頼する
高品質な画像編集ソフトを使用する
松任谷見解)3000pxは比較的大きいサイズなので、適当に画像をネットから拾ってくると粗い画像になってしまう場合があります。
6. 重複したコンテンツ
a) 同一楽曲の複数回アップロード
問題点:誤って同じ楽曲を複数回申請すること
対策:
アップロード履歴を適切に管理する
異なるバージョンの場合は明確に区別する(例:リミックス、ライブ版)
松任谷見解)松任谷も大量登録しすぎてやってしまったことがありましたが普通はやらないでしょう。
b) 他のプラットフォームとの重複
問題点:すでに他のサービスで配信されている楽曲を申請すること
対策:
独占契約の有無を確認する
配信権の管理を一元化する
松任谷見解)手違いでこういった可能性もあります。ファイル管理をしっかりと。外注さんが間違えている可能性もあります。
7. 契約上の制約
a) レーベルや出版社との既存契約
問題点:既存の契約がTuneCoreでの配信を制限している
対策:
契約内容を十分に確認する
必要に応じて契約の再交渉を行う
松任谷見解)契約している曲は使わないようにしましょう。そもそもどこかと契約している時点ですごい人では?
b) 共同制作者との権利関係
問題点:共同制作者全員の同意を得ていない
対策:
制作段階で権利関係を明確にする
書面での合意を取り付ける
松任谷見解)共同制作や外注で楽曲を譲り受ける際は、全ての権利を委譲してもらいましょう。
と、AIにまとめてもらいましたが、もっとさまざまな理由があると思います。
他にも松任谷の見解としては
例えば
・曲が短すぎる
ショートだと1分以内の動画なので、1分程度の曲で登録するかと思いますが、松任谷は当初から"ちゃんとした曲としてリリース"している、と見られるように曲の長さを伸ばしてリリースしていました。
4分程度の曲なら、アーティストのシングル曲として普通ですよね。
規約としては1分の曲でも大丈夫なのですが、規制が強くなりそうな気がして当初から意識していたことでもあります。
・曲にメロディがない
松任谷は以前、ヨガ系のスピリチュアルな音楽を登録しようとしましたが、メロディがないタイプの音楽だったので弾かれたことがあります。
メロディがないというと概念的に表現になってしまいますが、サラ〜フワ〜っとした音楽はダメということでお願いします。
・アカウントが若い
どんなプラットフォームでもアカウントの質が関係してきます。
曲が弾かれている理由として、アカウントの若さも関係しているかも!?
といったようにあくまで松任谷の妄想ではありますがさまざまな理由が考えられます。
何か質問したい方、今後とも面白い情報が欲しい方はnoteを買ってください。
松任谷は発信歴が長くネットにも仲間も多いですが、このアカウントは別人格でまだまだチャレンジャーの立場としてやってます。
今の松任谷がお得かもしれません。
まとめ
TuneCoreでの楽曲申請が弾かれる理由は多岐にわたり、それぞれに細心の注意が必要です。これらの点に留意し、高品質な楽曲制作と適切な申請プロセスを心がけることで、スムーズな配信が可能になります。
また、申請が却下された場合でも、TuneCoreからのフィードバックを注意深く読み、必要な修正を行うことで、再申請の成功率を高めることができます。
音楽業界の専門家として、クリエイターの皆さんには、これらの基準を意識しつつ、自身の芸術性と表現の自由のバランスを取ることをお勧めします。質の高い音楽制作と適切な申請プロセスを通じて、より多くのリスナーに楽曲を届け、成功への道を切り開いていくことができるでしょう。