八木田について
考える
貴方は誰なのかわからない
それは会ったことも話したこともないからだ
八木田についてもそう思う
無論それは作り話の主人公
書いているのは己だ
ネットワークに存在する不特定多数の存在は、
誰が分からないことと同じにすぎないなら、
それは名前のない人間が目の前にいるのと同じ
不満で不愉快だ
決める事にした
八木田とは
サプライズである
男である
歳は若くない
緩くある
想像するもの
面倒だと思う
砂漠に湖があれば飲みたいと言う
人間だからだろう
文字が分からなければ知りたいと思う
人間だからだろう
命があれば作ろうと思う
人間だからだろう
イメージは幻想的なそれは
感覚的で本質的にはなり得ず
人間
人間的なものには敵わない
しかし、
そういったものは
もう正直時代遅れだろう
手遅れにも見える
山があるから登る
ある登山家が言った
行為それ自体が人間的で本能的で本質的であり
その道そのものだと
知っているだろう
誤魔化せば楽になる
騙せば豊かになることは
ある道は迷いを与え
ある道は苦労を教える
求める道すら疑うのは世の常であり
とりわけ若者にとっては
難しい時代だ
彼らに
「同情する必要性より
求めるべき道を与え給え」
古今東西
真実や歴史に学ぶより
力になるものは無い
人より法の価値を
そこに求めるべき道がある
何故なら、そこに私がいるからだ
八木田司郎