自分をどんな環境に置くのか。ドラマ「転職の魔王様」を見て思うこと
夏のドラマが、始まってますね。
私は、警察系、医療系、法律系のドラマや映画を好んでみます。
でも、今クール、「転職の魔王様」なるドラマが始まりましたね。
転職エージェントの成田凌くん演じる来栖が、毒舌交えつつも転職希望者の仕事探しをお手伝い、成功させていくお話です。
うちの会社は、中途採用100%で、直接スカウト型での採用も実施してますが、人材紹介会社を経由しての採用活動も行なっています。
普段は、法廷ドラマとかを、「ほほぅ」と純粋に素人として楽しんで鑑賞してますが、この転職の魔王様は、実際に私もリクルーターの仕事をしていたこともあるので、ドラマでどういうストーリーが描かれていくのか、オンエアを心待ちにしていました。
今、3話まで放送されてます。
3話まで見て思うことは、「業務の表現は正しいが、実際のキャリアコンサルタントとしての行動は、ドラマだわぁ。こんなキャリアコンサルタント見たことないし、いたら迷惑!」(笑)
ただ、ドラマだからとか、事実と違うとか、その視点は置いておくとして、
成田凌くん演じる来栖(くるす)が、なかなか良いことを言っています。
今回は、「会社が自分を適切に評価してくれない」という理由で転職を志望している若手男性のお話でした。
ドラマで主人公は、上司の付き添いで接待に同行しては、ダメ出しをくらい
上司の適当な指示で他部署との調整に翻弄され
それでも、上司の言いつけを正しく実行してその場をうまく取り繕い、でも心では「僕の居場所はここじゃない」と葛藤する。
これ、思い当たる方多いと思います(→私が、そうだった。特に20代。。。。汗)
自分はこんなに、努力して時間も費やして会社に捧げてるのに(給料上がらない)
自分はもっと出来るのに(→会社が自分の能力を評価してくれない。上司がバカだからわかってくれない)
良い評価もらって、すごいプロジェクトのメンバーに選ばれるように。
良い評価もらって、偉くなって、お給料ももっともらえるように。
そのために、上司に気に入られなくてはいけない!
上司に好かれたい!
上司に期待されたい!
少なくとも、私は、そうだったなぁ・・・
ドラマでは、悩みながらも、仕事に向き合い続け、主人公が、「評価されたいを理由で転職したいなんて甘いですよね」と栗栖に語る。
そんな彼に対して、転職アドバイザーの来栖は、
「評価されたいと思うことは当然のこと。でも取り入れられたくて自分を偽る必要はない。」
(↑セリフは100%正確ではないです。)
人事として社員の悩みやキャリア相談に乗り、また心のことを学んできて思うのは、
みんなに素晴らしい才能や能力があって、
それを発揮できるふさわしい仕事や環境は絶対にある
ということ。
自分を殺して、
自分を何かに閉じ込めて、人生を過ごしていくこと。
自分の人生を諦めることをしてほしくないなと、思っています。
仕事は人生の大切な一部。
仕事の選択をすることは、人生の中の大きな選択でもある。
どんな選択を自分にするのか。
とっても大切な瞬間に立ち会う転職コンサルタントに焦点を当てたこのドラマ、引き続き楽しみたいと思います。
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