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─ 大人顔負けのアニメ映画のクオリティ─映画「ヒックとドラゴン」

ムララボです。
お疲れ様です。アニメ映画の良さはひとえに作家性をともなった美しいビジュアルと自由なストーリー。まず、自由であるってことが重要なのです。

実写や実写を再現したCGやビジュアルエフェクトには、どうしても現実に即した表現という制限があるわけで。


『ヒックとドラゴン』は、ドラゴンを恐れるバイキングの村で育った少年ヒックが、ドラゴンと友情を育む壮大な冒険ファンタジーです。序盤、村で最も恐れられる「ナイト・フューリー」と呼ばれるドラゴンと出会うヒック。その出会いが、彼の運命を大きく変える!ドラゴンを傷つける代わりに助けるという決断から始まるこの物語は、感動の連続です。

ヒックとドラゴン「トゥース」ことトゥースレスとの関係性が、物語の中心に据えられています。友情、信頼、そして理解を深めていく過程が美しく描かれ、視聴者の心を掴んで離しません。特に、互いの弱さを理解し合う場面は、涙を誘います。ドラゴンが単なる「敵」から「友」へと変わる瞬間に、心が震えます。

演技の面でも、ヒック役のジェイ・バルチェルが繊細でリアルな思春期の葛藤を表現し、トゥースレスの無口ながらも豊かな感情表現は、まさに見事です!ドラゴンでありながらも可愛らしさと威厳を併せ持つそのキャラクターは、一瞬で観客を虜にします。

映像美も圧巻!トゥースレスが空を飛ぶシーンでは、広大な空を自由に舞うドラゴンの姿に、息を飲むほどの美しさを感じました。風を切り、雲間を縫うように飛ぶ感覚が、まるで自分が一緒に空を飛んでいるかのような臨場感を与えてくれます。この映画の視覚効果は、単なるアニメーションを超えた芸術です。

音楽も忘れてはいけません!ジョン・パウエルの手掛ける壮大で感動的なスコアが、物語のドラマ性を一層引き立てています。特に、空中を飛ぶシーンで流れるテーマ曲「Test Drive」は、胸が熱くなる名曲です。音楽が、ヒックとトゥースレスの友情の絆をさらに深く感じさせてくれます。

この映画が持つテーマは、単なる冒険ではありません。異なる存在との共存、そして「恐れ」ではなく「理解」が未来を切り開くというメッセージが、現代社会にも深く響きます。恐怖ではなく、信頼と共感による解決が可能だということを、物語が強く訴えかけてきます。

結末はぜひ楽しみにしてください!観るたびに新たな発見がある作品です。まだ観たことがない方も、もう一度観たくなるはずです!


2もある

こちらはブルーレイ3本立て

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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