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「ハリー・ポッター」は、なぜ世界中で愛されるのか?

こんばんは。ムララボです。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
先日訃報が伝えられましたマギー・スミスさん、かなりの年齢のおばあさまでしたが、個人的には大好きでした。
高齢になっても、俳優のお仕事をされていたということでリスペクトです。

マギー・スミスさんの代表作の一つである映画「ハリー・ポッター」シリーズについて共有していきましょう!


イギリスに行ったことがなくても、この映画には不思議と「イギリスのにおい」が漂っている。古いお城や霧に包まれた街並み。そういったビジュアルだけではなく、物語全体が醸し出すクラシカルな雰囲気が、見る人にイギリスらしさを感じさせる。いや、それ以上に、これは純粋なファンタジームービーなのだ。

ハリー・ポッター」。このシリーズが世界中で愛され続けている理由は、単なる魔法や冒険だけではない。その背景には、誰もがどこかで触れたことのある「ファンタジーの感覚」がある。原作を読んでいなくても、映画を見ていなくても、なんとなく心地よい。「魔法」「杖」「城」「秘密の扉」……こうした要素は、まるで古くから存在するおとぎ話や伝説の一部のように、私たちの記憶に刻み込まれている。


懐かしい「少年時代」とのリンク

映画の中で、主人公のハリー・ポッターは家庭での厳しい生活を抜け出し、魔法学校で寮生活を送るようになる。イギリス式の寮生活というのは日本には馴染みが薄いかもしれないが、それでも「少年時代の集団生活」という体験は、多くの人にとって懐かしいもの。修学旅行や林間学校、クラブ活動での合宿。そこでの友情や、ちょっとしたトラブル、ワクワク感は、誰もが経験したことがあるはず。

ハリーの冒険や、仲間たちとの絆。魔法の世界に引き込まれるたびに、私たちは自分自身の「少年時代」を思い出す。そして、懐かしい気持ちとともに、ハリーたちの成長を見守るのだ。


大人にも響くノスタルジー

この映画が大人たちにも支持されるのは、ただの子供向けファンタジー映画だからではない。むしろ、ファンタジーの要素と「大人のノスタルジー」がうまく調合されているからこそ、世代を超えて愛される。ハリーは厳しい環境から一気に「魔法の世界のスター」になる。これはまさに「勝ち組の物語」。現実の世界では、すぐに魔法で問題を解決するわけにはいかないけれど、ハリーの冒険に自分を重ねてしまう大人たちが多いのではないだろうか。

また、ハリーを助ける友人たちも魅力的だ。自分を犠牲にしてハリーを守るロンや、頭が良くて思いやりのあるハーマイオニー。彼らの存在が、物語をさらに豊かにしてくれる。


音楽と魔法の共鳴

そして、忘れてはならないのが音楽の力。映画を見終わったあと、耳に残るあのメロディ。心地よく響く音楽が、魔法の世界をさらに鮮やかに彩っている。さすが、映画音楽界の巨匠ジョン・ウィリアムズ!その手腕に驚かされる。


世界を魅了する「ハリポタ」マジック

考えてみれば不思議だ。なぜ、これほどまでに世界が「ハリー・ポッター」に夢中になるのか。もちろん、原作小説の力も大きいが、それだけでは説明できないような強力な「魔法」が映画にはかかっているのかもしれない。映画そのものが魔法なのだ。


マギー・スミスの存在感と、その冥福を祈って

最後に触れたいのが、ホグワーツの教授役を務めたマギー・スミスについて。彼女の演じたミネルバ・マクゴナガル教授は、厳格でありながらもどこか優しさを感じさせるキャラクターだった。スクリーンを通して伝わる彼女の圧倒的な存在感には、ただただ感嘆するばかりだ。彼女がいなければ、ホグワーツの世界はきっと違って見えただろう。マギー・スミスさんの冥福を心からお祈りいたします。

「ハリー・ポッター」シリーズは、私たちの子供時代に触れたファンタジーの記憶を呼び覚まし、現実を忘れさせる魔法がある。世界中が夢中になるのも当然だ。


映画はこちらからご覧いただけます。
マギー・スミスさんの生声を聞けるのは、字幕版です。

小さいお子様はこちらでどうぞ。



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