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映画史に残る家族ドラマ映画「ゴッドファーザー」三部作

こんばんは。ムララボです。
今宵もまた家族の映画をご案内します。
出身地の村の名前と間違えられて、そのままその名がコルレオーネとなった”ファミリー”の映画です。

3部作になっていますので簡単にストーリーを紹介します。(#ネタバレ注意)

学生時代に、夜9時ごろスタートで3部作を一気見るオールナイト上映していた映画館に勇足で乗り込みました。映画は1も2も1本3時間以上。
2作目の冒頭付近で睡魔に襲われ、意識を失いすべて終わるころ、朝を迎えました。

後日、1本づつ見直しております。ストーリーはもとよりキャラクターたち魅力に引き込まれて、時間を忘れる面白さですよ。

「ゴッドファーザー』」(1972)

概要

物語は1940年代後半のニューヨークが舞台。コルレオーネ家のドンであるヴィトー・コルレオーネが、ファミリーを守りつつ、他のマフィアファミリーとの抗争に巻き込まれます。ヴィトーの次男、マイケル・コルレオーネは最初、家業に関わるつもりはありませんでしたが、家族を守るために次第にマフィアの世界に引き込まれていきます。マイケルは父の後を継ぎ、新たなドンとして家族を率いることになります。


「ゴッドファーザー PART II』」(1974)

概要

この作品は、2つの時間軸を行き来しながら進行します。一つは、ヴィトー・コルレオーネの若い頃を描き、彼がシチリアからアメリカに移住し、ニューヨークでマフィアとして台頭していく過程を追います。もう一つは、マイケルが家族を率いる1950年代の物語です。マイケルはファミリーを合法ビジネスへ移行しようと試みますが、裏切りや家族内のトラブルに直面し、次第に孤立していきます。この作品は、マフィアとしてのヴィトーの起源とマイケルの苦悩を対比させています。


「ゴッドファーザー PART III』」(1990)

概要

1980年代、マイケル・コルレオーネはファミリーを合法的な事業へ完全に移行させようとしています。彼は過去の罪を償い、家族のために教会と手を組み、ビジネスの世界で新たな道を切り開こうとします。しかし、過去の影はマイケルを追い続け、若い世代の権力争いや裏切りが彼を再び混乱の渦に巻き込みます。特に甥のヴィンセント・マンシーニとの関係が焦点となり、ファミリーの運命がどうなるのかが描かれます。

この3部作を通して、コルレオーネ一家の栄光と衰退、そして家族の絆が描かれます。


家族の力が支配する物語

物語は、コルレオーネ家のドン、ヴィトー・コルレオーネを軸に展開します。彼は家族への深い愛情を持ちながらも、冷酷な決断を厭わない権力者。ヴィトーは、自分の価値観とリーダーシップでファミリーを守ろうとしますが、その裏には家族を犠牲にしてでも守りたいものがある。彼の息子たち、特に次男のマイケル・コルレオーネは、当初は家族ビジネスから距離を置こうとしますが、運命に抗えず、次第にその冷酷なリーダーへと変貌していきます。マイケルの成長と彼の選択が、家族の絆にどれほどの影響を与えるのか。見る者はその結末に言葉を失うことでしょう。

絆が試される瞬間

『ゴッドファーザー』の魅力は、何と言ってもそのキャラクターたちにあります。ヴィトーは、家族への忠誠心と愛情を持ちながらも、時に冷徹な決断を下す複雑な人物。マイケルは、平和を求めながらも、最終的にはその平和を壊さざるを得ない立場に追い込まれます。こうした家族の絆と葛藤が、物語の緊張感を高め、観る者に深い感情を呼び起こします。家族のために犠牲を払い続けるその姿に、観客は心を揺さぶられるのです。


映像と音楽が描く家族の姿

『ゴッドファーザー』の映像美は、そのテーマを一層引き立てます。陰影を巧みに使い分けることで、登場人物たちの内面や家族の複雑な関係性を映し出します。そしてニーノ・ロータの音楽が、家族の絆や悲劇をより深く印象付けます。映画全体に流れる「愛のテーマ」は、家族を守るための犠牲や苦悩を象徴するかのようであり、その旋律が耳に残るたび、観る者の心を強く揺さぶります。


家族とは何か

『ゴッドファーザー』が語るメッセージは、家族という枠組みの中での人間関係の難しさと、その中でどのように愛し、守り、時には裏切るのかということに尽きます。家族は守るべきものであり、時にそのためには手段を選ばない。しかし、その過程で何を失い、何を得るのか。本作は、私たちに家族とは何かを改めて考えさせるきっかけを与えてくれるのです。コルレオーネ一家が抱える葛藤は、私たちの日常にも共鳴する部分が多くあります。

映画は、こちらから一気見できます。

公開期間は、変更になる可能性もあります。
ご容赦ください。

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